【監督】ジョシュ・ルーベン
【出演】サム・リチャードソン/ミラーナ・ヴァイントゥルーブ/ジョージ・バジル/サラ・バーンズ/マイケル・チャーナス/グレン・フレシュラー/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 フィンは、片田舎のビーバーフィールドの森林警備員。新しく赴任してきたことで町の住人に挨拶をするが町の人々になにか異様な雰囲気を感じてしまう。
予想を超えてくる展開ではないので、あまり期待せずに
・ジョシュ・ルーベン監督は、アメリカ生まれで、俳優としても活躍をしています。2012年にテレビ短編ドラマを監督後、2021年「Werewolves Within」で長編映画監督デビューをしています。
・サム・リチャードソンは、アメリカの俳優で、2007年「The Planning Lady 」で映画デビューをしています。2016年「Ghostbusters」に出演しており、着々とキャリアを重ねている俳優です。
・物語は、雪国の片田舎に森林警備員として赴任した主人公が、赴任早々に、とある事件に巻き込まれ、そのトラブルには人間ではない毛が付着しており、閉ざされた町の中で、人狼との戦いとなっていくストーリーです。
・本作の題名は「Werewolves Within」となっているので、当たらずとも遠からずなところはあります。
・ACE OF BASEの「The Sign」がかかりますが、久々に聴くと良い曲だなぁと思います。ただし、個人的には「All That She Wants」のほうが好きです。
・登場人物がそこそこ多いのですが、特長的な人物も多く、どんどんと退場していくので、さほど気にする必要はありません。
・むしろ、中盤までの展開は、事件が起こるものの、なんとなく淡々としているところもあり、いまいちテンポが悪い気もしますが、中盤以降から、逆に展開が変わってきます。
・結構、「狼男がこの中にいる」というところで、犯人探し的なところになります。
・コメディ要素もありますが、コメディがあることで、本作の疑心暗鬼的なところが、多少ぼやけている気もします。
・「人狼ゲーム」自体は、日本でも流行っているところはありますが、もともとは、1930年頃からヨーロッパで楽しまれてきたゲームで、1990年後半にルールがインターネット上でまとめられてきたところはあります。
・なもんで、「人狼ゲームを実際にやってみました」感のあるゲームですが、やはりテーブルゲームの「人狼ゲーム」とは、ちょっと違う印象も残ります。
・サクッと観るにはよい作品ですが、予想を超えてくる展開ではないので、あまり期待せずに観ると逆に面白いかと思います。
・「人狼ゲーム 夜になったら、最後」という題名は、2017年「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」の引用だとは思いますが、ちょっとセンスに欠けるかなぁとも思います。