【日本映画】「マニアック・ドライバー〔2022〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/きみと歩実/園部貴一/近藤善揮/木村圭作/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 フジナガはタクシードライバーをしている男性。とある出来事で絶望してしまっているフジナガは、最高の生贄を探し、その女性を殺して、自分も世界から消えようと考える。

どこか突き抜けている感があり、この作品の野心を感じるのが良い作品

・光武蔵人監督は、スピルバーグ監督の『激突!』に感銘を受け映画監督を目指し、アメリカで映画の勉強をします。その後、アメリカで活動をし、2004年「モンスターズ」で映画監督デビューをしています。アメリカでの活動を基盤としながら、俳優や監督業をしている監督です。

・木村知貴は、2008年『都会の夢』で映画デビューをし、テレビや映画、CMなどで活躍している俳優です。出演している作品も多く、意外と他の作品で観ている印象のある俳優です。

・物語は、とある出来事で絶望してしまったタクシードライバーが、最高の生贄の女性を殺し、自分自身も世界から消えてしまおうとするストーリーです。

・序盤から、シャワールームでシャワーを浴びる女性が何者かに刺殺されるシーンから始まります。

・その後、「令夢タクシー」の運転手が登場し、そこで序盤のシーンとつながりのある犯人であることがわかります。

・多少演出がモヤモヤしますが、女性が走って逃げるのにその格好はないよなぁと思うのですが、その殺人をしようとする経緯の末路は多少コント感はあります。

・「人間は結構頑丈にできている」

・主人公のタクシードライバーの独白でストーリーが説明されつつの展開ではあり、行動は理解できるのですが、その感情の行きどころはやはり理解はできません。

・バイオレンス的な作品なので、当然感情移入をする作品とはちょっと異なるのですが、エログロ要素も取り入れた展開には、感情移入の前に、なんとなく怖いもの観たさ的な感じがします。

・音楽がメタル風の曲が多く、退廃感を感じるところもあり、最後のメッセージもそういう印象があります。

・なお、最後のシーンで、「妙に下の歯のはずが多いなぁ」と思いましたが、気のせいだと思っています。

・全体的な展開には難解さはないのですが、どこか突き抜けている感があり、この作品の野心を感じるのが良い作品です。

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