【日本映画】「そして、バトンは渡された〔2021〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【原作】瀬尾まいこ
【出演】/戸田菜穂/木野花/石原さとみ/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 優子は親の都合で、名字が4回も変わった女性。彼女は義理の父 森宮さんと2人で暮らしていた。また、夫を何度も変えながら生活している梨花は、ある日娘を残して消えてしまう。

最後のセリフから本作の主役はとてもわかりやすくなっており、このわかりやすさで本作は成立しています

前田哲監督は、フリーの助監督として多数の作品に参加、1998年オムニバス映画『ポッキー坂恋物語』で監督デビューしています。

永野芽郁は、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』でヒロインを演じており、今後の活躍に期待できます。なお、好きなお笑い芸人は「なかやまきんに君」だそうです。

田中圭は、役者を志し、「トリビアの泉」の確認VTRの出演を経て、2008年『凍える鏡』で初の主演を務め、TV番組等で活躍している俳優です。

岡田健史は、小学生から野球をしていたときに事務所にスカウトされるが、高校の野球部を引退後に、芸能事務所に所属し、2018年『中学聖日記』で俳優デビューをしています。

第16回本屋大賞を受賞した瀬尾まいこのベストセラー小説が原作です。

物語は、父親の都合で名字を変えながら、義理の父と生活する女性と、旦那を何度も変えながら生活する女性の関係描いたストーリーです。

序盤から、2つの家族の生活が描かれていきます。

なんとなく察しがつくようなつかないような展開で、ミスリードを誘うような構成ですが、中盤で、大体のことは理解できるようになってきます。

永野芽郁の演技も、田中圭、石原さとみの演技もいずれも、TVドラマ風ではあり、そういう点から、映画というよりもTVドラマと言う視点で観れば、何ら問題のない作品となっています。

「時計の針は戻せないんだよ」

中盤では、大筋がわかるようになってきますが、このミスリード感からくる設定と主人公中心の視点で描かれていることで、周囲のキャラクターの感情は全く無視されたところになっています。

この点はちょっとモヤモヤします。

終盤、脚本くさい言葉の連発で、非常にクサイところがありますが、こういう作品です。だから良いんです。

最後のセリフから本作の主役はとてもわかりやすくなっており、このわかりやすさで本作は成立しています。

いろいろと突っ込みどころの多い作品ですが、ある意味、力技で畳み込むところで、細部がボケているところも、そういう視点にすることで、感動へ誘導するような仕組みとなっています。

サクッと観ることをおすすめする作品です。

そして、バトンは渡された (文春文庫)

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