【日本映画】「ルームロンダリング〔2018〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/光宗薫/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 八雲御子は、幼い頃に父を亡くし、母親も失踪して、祖母のもとで育つも18歳で孤独しまった女性。ある日、叔父の雷土悟郎に住む場所と訳ありの仕事の話を受ける。それは事故物件の部屋に住みその事故の履歴を消すというものだった。

興味ある人が不思議ワールドに飛び込んでもらえれば、それが正しい見方であると思います

片桐健滋監督は学生時代から8mm映画を撮り始め、フランスでフランソワ・トリュフォーの編集で知られるヤン・デデの元で学び、帰国後、様々なPVや編集に関わり、品作で長編監督デビューをしています。

池田エライザは、雑誌「ニコラ」のオーディションを経て専属モデルとなり、2011年に『高校デビュー』で映画デビュー しています。2013年には「CanCam」の専属モデルになっています。

本作は、「TSUTAYA CREATORS‘ PROGRAM FILM2015」で準グランプリのFilmarks賞を受賞しています。

2018年11月には、毎日放送制作で、TBS系列に深夜ドラマ化もされており、この映画の続編となる内容となっています。

物語は、事故物件の部屋に住み事故の履歴を消すことで生活をしている主人公のストーリーです。

真面目に考えると、なかなか発想は面白いのですが、やはりどうしてもホラーな印象があるのでは?と思ってしまいます。

そんな心配もほったらかすかのように、物語は、どこか思っていた印象と異なり、ポップで軽快な感じがあります。

例えるならば、「シックスセンス」と「アメリ」を足して、3で割ったようなモヤモヤ感があります。

決して退屈な内容にならないのは、池田エライザの美貌とオダギリジョーのオダギリ感が満載だというところ。

大きな事件や伏線等複雑なストーリーではないのですが、この不思議感覚の物語を追っていくのは、どうにも疲れてしまうところがあります。

その疲れを解消する池田エライザの存在がこの映画のキーとなります。

発想は良かったのですが、もうちょっとテーマとまとめ方を仕組んでくれれば、良作だったのかもしれません。

とは言え、駄作という訳では全然ないので、興味ある人が不思議ワールドに飛び込んでもらえれば、それが正しい見方であると思います。

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