【監督】川崎拓也/平牧和彦
【出演】窪田正孝/鈴木伸之/桜田ひより/山本舞香/木竜麻生/森七菜/知英/マギー/新田真剣佑/松田翔太
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 金木研は大学生として過ごしていましたが、とあることがきっかけで半喰種となってしまい、喰種たちの駆け込み寺でもある喫茶店「あんていく」を中心に描かれていく。ある日、「あんていく」に訪れた美食家の月山に出会うが、彼もまた喰種であった。
前作から観たほうが良い作品となります。ただし、タイトルの付け方に続編観を感じないところもあり、色々と迷走した作品
・川崎拓也監督は、学生時代に数々のコンペで受賞、卒業後は、CMディレクターとして活躍し、2019年「東京喰種 トーキョーグール【S】」で長編映画監督デビューをしています。
・平牧和彦監督は、学校を卒業後、CMディレクターとして活躍し、数々の賞を受賞しています。2019年「東京喰種 トーキョーグール【S】」で長編映画監督デビューをしています。
・窪田正孝は、オーディションに合格し、芸能界入りをし、2006年『チェケラッチョ!! in TOKYO』でテレビ初主演でデビューしています。その後、2008年『ケータイ捜査官7』で主役となり、様々な監督と仕事をし、徐々に評価を上げ、テレビや映画と活躍している俳優です。
・山本舞香は、三井のリハウス第14代目リハウスガールに選ばれ、雑誌『ニコラ』の専属モデルとして活躍しています。その後、2012年「ホウキノクニカラ」で映画初出演、2016年『桜ノ雨』で、劇場用映画初主演をし、着々とキャリアを重ねています。
・主人公のカネキは、原作者である石田スイの希望で窪田正孝となっています。
・主題歌は、女王蜂「Introduction」となってます。
・物語は、現代の東京を舞台に、人の姿をしながら人肉を喰らうことで生きる「喰種(グール)」を描いたストーリーで、原作コミックでは、 第4巻~第5巻の内容を描いています。
・原作は、石田スイによる人気コミックとなっており、週刊ヤングジャンプで連載されていました。
・続編となっているのですが、意外とわかりにくく、「東京喰種 トーキョーグール2」としたほうが理解しやすかったように思います。
・なもんで、実は、1作目を観ていません。
・ざっくり言えば、前作を観ていたほうが楽しめる作品ではあります。
・グールという設定としては面白いのですが、いわゆるデビルマンや寄生獣のような印象を受けます、
・アクション映画を期待をさせつつも、実はそんな方向性は少なく、月山とカネキの会話劇のほうが多い、
・後半は「グールレストラン」の物語とはなりますが、いまいちピンとこないところがあります。
・全体的にはやはり、前作から観たほうが物語のつながりが分かるわけで、前作ありきの作品という解釈となります。
・シリーズものの映画は、すでに前作のファンが付くので、観てもらえる可能性は高く、制作する上での企画も通しやすいのかと思いますが、やはりイチゲンさん向けにはかなり厳しくなります。
・また、作り込み自体も前作を超える必要は出てくるので、企画先行の受けて不在の作品となると、内容がおぼつかなくなるのも理解はできます。
・本作を鑑賞の際には、前作から観たほうが良い作品となります。ただし、タイトルの付け方に続編観を感じないところもあり、色々と迷走した作品と言えます。