【日本映画】「ホットギミック ガールミーツボーイ〔2019〕」を観ての感想・レビュー

【監督】山戸結希
【原作】
【出演】/清水尋也//上村海成//志磨遼平//高橋和也/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 成田初は、都内に住む女子高生。彼女はごく普通の家庭で生活をしていたが、妹の茜に頼まれて購入した妊娠検査薬を亮輝に知られてしまう。そのことで、初は亮輝のいいなりとなってしまう。

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ラブストーリーとしては、登場人物が多いせいか、純愛というよりも揺れ動く気持ちの振れ方を描いた作品

・山戸結希監督は、学生時代より自主映画を制作し、2012年『あの子が海辺で踊ってる』を自主制作して評価を得ています。2016年『溺れるナイフ』でさらに話題となり、さまざまな作品で活躍しています。

・堀未央奈は、2013年に乃木坂46のメンバーに選ばれ、同年のシングルでセンターに抜擢される。その後も、中心的に活動をしながら、2019年「ホットギミック ガールミーツボーイ」で映画初出演で初主演となります。

・清水尋也は、兄の影響で俳優を志し、2012年『震動』で映画デビューをしています。2014年「渇き」2015年『ソロモンの偽証』の演技で注目され、活動の幅を広げています。
。原作は、2000年12月号から2005年8月号まで連載していたコミックで英語版も刊行されています。累計販売部数は、450万部を超えています。

・サブタイトルの「ガールミーツボーイ」は、「お決まりの恋物語」という意味も持つ「ボーイミーツガール」を反転させた言葉であり、王道ではないという意味合いが込められているようです。

・物語は、主人公は、兄と妹のいる普通の女子高生ですが、妹に頼まれて買った妊娠検査薬を同級生に見られたことで、秘密を握られ、その同級生に弱みを握られながらも、徐々にお互いに惹かれていくラブストーリーです。

・妹のために妊娠検査薬の事情は自分自身ということにしてしまったりと意外と精神的に病んでしまうような印象もあります。

・序盤はやたらカット割りの多い演出があり、むしろ情報量が半端なく多くなっています。

・その上で亮輝からボロクソに人格を否定されるところまででタイトルとなります。

・なかなか展開の早いところはあります。

・また、演出の特徴として、常にBGMが流れており、こういう演出というところで、妙に音に特徴のある作品となっています。

・その多くは、クラシックのアレンジ的な曲なので、これもモヤモヤします。

・車の走る道路での会話でも、会話以外に自動車の走行音も流れており、音が延々とつながる作品となっています。無音恐怖症なのかとも思えてきます。

・物語的に結構人間不信になるような展開となっており、弱みを握られていることでの、ちょっと抑圧されるところがあるので、爽快感的なところはあまりありません。

・亮輝の言動がちょっとイラッとします。やはり髪型と眼鏡がイラッとするところですが、それに足して喋り方に癖がありすぎるのでそう思うのでしょう。

・初恋ということも含まれていますが、とはいえ、その初恋から、他の人との恋愛も描かれており、主人公 初の優柔不断なとこもは、よくよく考えると、あまり作品としてはみないタイプとも言えます、多くは、優柔不断なのは男性側となる作品が多く、女性視点でのラブストーリーでも、かなり前向きな女性主人公が多い気もします。

・「お前の意思はどこにあるんだ」

・「気づかせてくれてありがとう」

・細かいカット割りと延々と流れるクラシックアレンジのBGMで独特の世界観がありますが、ラブストーリーとしては、登場人物が多いせいか、純愛というよりも揺れ動く気持ちの振れ方を描いた作品です。

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溺れるナイフ

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