【洋画】「ロブスター〔2015〕」を観ての感想・レビュー


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【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】架空の世界の話。過程を持ち子孫を残すことが義務付けられた世界。妻に捨てられたデイヴィッドは決まりとしてとあるホテルに送られる。そこでは、45日以内に配偶者を見つけなければならず、達成できない場合は、自ら決めた動物に変えられてしまう。奇妙なルールの世界の中で描かれる恋愛物語。

ロブスター (字幕版)

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複雑そうに見える映画ですが、この「考える要素」が癖になってしまう映画

ヨルゴス・ランティモス監督は、「ロブスター」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」で独特の世界観を描くギリシャの監督です。

第68回カンヌ国際映画祭で審査員賞受賞作品。

前半と後半では展開の異なる物語となっています。

内容としては、前半までの部分だけを説明しておきます。後半に関しては、前半の流れに興味を持ってもらえれば、すべて見続けられる作品の力があります。

奇妙なホテルの暮らしは、45日以内に配偶者を見つけるというものですが、嘘や偽りはご法度とされます。

カップルが誕生すれば、2週間のダブルルーム、そして2週間のヨットの生活を行い、問題がなければ街に戻される。自慰行為もご法度で、当然バツを受けることになる。

他にも、狩りを行うことがあり、その狩りでは捕まえるごとに、猶予日数の45日を増やすことができる。

とても奇妙なルールでありながら、画面の色彩と計算された画面構成が妙に引きつける要素があります。

主人公 デイヴィッドは、変えられてしまう動物にロブスターを選びます。理由は定かではありませんが、この選択自体が映画の奇妙さも生み出しています。

と思いましたが、ロブスターである理由がわかりました。ロブスターは脱皮をして生きる生き物ですが、脱皮の際には内蔵ごと入れ替わるらしく、基本的に寿命が存在しないことになります。

ロブスターを選んだという点は、多分このことを知っているからだと思われ、それは自身が長く行き続けたいということに結びつきます。

多分監督はこのことを知っているために用意された題名と設定だと思われます。

「兄です」と紹介する犬は、まさしくこのルールで逃れられずに動物になってしまったことだということもしっかりとした伏線となっています。

オープニングでは意味が通じにくい「車を運転している女性が突然車を止めて2頭いるうちの1頭のロバを撃ち殺す」となっています。

意味合いとしては、ロバは以前人間だったであろうと思われ、撃ち殺した女性は過去に関係のあったのだと思われます。

2頭いるところがキモで、駆け落ちか不倫を描いている可能性があります。

他にも、このホテル自体がいわば「婚活」というメタファーであり、森のレジスタンスが「独身貴族」とも取れます。

趣味や娯楽が多様化し、結婚をしない人が増えてしまった状況としてのメタファーであるとも考えられます。

この奇妙な世界観は実際には奇妙でもなんでもなく、ごく自然な風潮を風刺のように描いたのだと考えれば、違和感は払拭できるかもしれません。

このメタファーにハマれるかで好みが分かれるのかと思われます。

ラストは見ている側に委ねられる結末ですが、よくよく考えればどうなるかはわかります。

複雑そうに見える映画ですが、この「考える要素」が癖になってしまう映画です。

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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(吹替版)

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