【日本映画】「SLUM-POLIS〔2015〕」を観ての感想・レビュー

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【日本映画】
【日本映画】★★★☆☆
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【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】2041年、南海トラフ大地震後の西日本の復興が進んでいない地域が舞台。その場所は「スラムポリス」と呼ばれ、無法地帯となっていた。第3コミューン地区に住むジョーとアス、絵描きの娼婦アンナは、暴力団組織の麻薬輸送車を襲撃したことで、抗争に巻き込まれていく。

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荒削りな映画は、後に大成する片鱗の宝庫でもあり、監督自身ももっとやりたかったことが残っていたのかと感じられる作品

・自主制作映画「眠れる美女の限界」で注目された監督が大阪芸術大学の卒業制作として作られたSF映画。

・「チワワちゃん(2019)」を観て、映画のテンポと荒削りながら野心的な演出があり、監督の作風をチェックするために鑑賞したのがこの映画を観たきっかけ。

・自主制作映画なだけあって、「チワワちゃん」と比較すると、いろいろとモヤモヤする点があり、大丈夫か?と思う点も多々あります。

・多々あるのですが、さすがに学生の自主制作という点で考えれば、よくできている作品かと思います。

・南海トラフ後の世界や、近未来という設定は、必然性が希薄に感じられますが、低予算で制作する物語の常套手段でもあり、「脈絡なんか必要ないんだ」と考えたほうが素直に鑑賞できます。

・やはり、光る点が、音楽と映像のセンスであり、音楽の使い方は、後の映画の原点となるような演出で、観て後悔するするという点は少なかったです。

・問題は、役者が全員魅力がないところであり、著名な役者を予算的に使えないことを考えれば仕方のないところです。

・ただし、役者の魅力が薄いことで、物語の没入感も薄れてしまい、結果的に凡庸な印象しか残らないところが残念なところです。

・SF、近未来、荒廃した世界というところは、どこかでデジャブに思ったのが、監督作品「スワロウテイル」になるような気もします。

・予算の掛け方が異なるので、作品の完成度も比例するのですが、演出だけで考えれば、互角なところはあるのじゃないか?と錯覚しそうにもなります。

・荒削りな映画は、後に大成する片鱗の宝庫でもあり、監督自身ももっとやりたかったことが残っていたのかと感じられる作品です。


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1326) 邦画映画チラシ[ SLUM-POLIS] 監督 二宮健 2014年公開

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