作品紹介
【監督】リチャード・リンクレイター
【出演】イーサン・ホーク/マーガレット・クアリー/ボビー・カナヴェイル/アンドリュー・スコット/
【あらすじ】主人公 ロレンツ・ハートは、「ザ・レディ・イズ・ア・トランプ」「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」などを作り出した作詞家。長年ともに仕事をしてきた作曲家 リチャード・ロジャースが別の作詞家と手掛けたミュージカル「オクラホマ!」が上映され、そのパーティに訪れる。
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会話劇だけで、心の機微を感じ取っていく作品が好きな人にはおすすめ
リチャード・リンクレイター監督は、1988年「It’s Impossible to Learn to Plow by Reading Books」で監督デビューをし、1995年「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離」でミニシアター系の映画で人気となります。その後、2001年「ウェイキング・ライフ」で実写をデジタルペインティングした作品を制作し、2003年「スクール・オブ・ロック」では、ミュージカル・コメディの傑作として評価されています。2004年「ビフォア・サンセット」、2013年「ビフォア・ミッドナイト」と、恋人までの距離のシリーズとして続編も好評となり、非常に多彩な作風で器用な監督です。2014年『6才のボクが、大人になるまで。』では、ベルリン国際映画祭 監督賞、第72回ゴールデングローブ賞 監督賞をはじめとして多くの賞を受賞しており、ファンの多い監督です。
イーサン・ホークは、1985年『エクスプロラーズ』で映画デビューをしますが、学業を優先し、俳優業を一時休業し、1989年「いまを生きる」で再度俳優業に復帰しています。『リアリティ・バイツ』『恋人までの距離』『ガタカ』など印象的な役をこなし評判を得ています。ブロードウェイの舞台のデビューや小説家としても活躍し、2001年「チェルシーホテル」で映画監督デビューをしています。アクション俳優というわけではないのですが、意外と枯れた感じがよい役者となってきています。
物語は、主人公の作詞家が、長年ともに仕事をしてきた作曲家が別の作詞家と手掛けたミュージカルが上映され、そのパーティに訪れ、一夜の間に起きたことを描いたストーリーです。
リチャード・リンクレイター監督とイーサン・ホークのコンビの作品で、過去に「恋人までの距離(ディスタンス)」で良策を作り出してきています。
本作は、リチャード・リンクレイター監督らしい「恋人までの距離(ディスタンス)」と同じように、一夜の出来事を描いた作品でもあり、些細な出来事ながらも、巧妙な会話劇でえがいえいる内容かと思います。
第98回アカデミー賞では、オリジナル脚本賞と主演男優賞にノミネートされています。
イーサン・ホークがかなり年老いた男性の役を演じており、「恋人までの距離」のときのような好青年の感じが無くなっているのがなにげに驚きな感じもします。
会話劇だけで巧妙な演出を得意としているリチャード・リンクレイター監督での、お得意技の作品でもあり、脚本はとてもよい内容になっていると思います。
テレビドラマ「冬のなんかさ、春のなんかね」も、テレビドラマとしては非常に特異な作品ではありますが、よくよく思えば、「冬のなんかさ、春のなんかね」の監督と脚本をしている今泉力哉監督には、リチャード・リンクレイター監督らしい、巧妙な会話劇のエッセンスがあり、今泉力哉監督作品が好きな人にはハマれる作品かと思います。
劇的な出来事も衝撃的な展開もなく、会話劇だけで、心の機微を感じ取っていく作品が好きな人にはおすすめに思います。
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