作品紹介
【監督】ダニー・ボイル
【出演】ジョディ・カマー/アーロン・テイラー=ジョンソン/レイフ・ファインズ/
【あらすじ】主人公 ジェイミーは、ロンドンで発生したパンデミックから生き延びるために孤島で暮らしている女性。とある目的のために、12歳の息子とととも島を出て本土に渡るが、とんでもない世界に変わっていた。
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さすがに次の作品は「28世紀後…」とかの作品のタイトルが予想できますが
ダニー・ボイル監督は、イギリスの映画監督で、大学卒業後、演出家としてキャリアを積み、1994年『シャロウ・グレイブ』で映画監督デビューをし、1996年『トレインスポッティング』のヒットで広く知られるようになり、1997年『普通じゃない』では、ハリウッドに進出、2008年『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー監督賞、作品賞を含む、8部門を受賞しています。
ジョディ・カマーは、ラジオドラマのオーディションから女優デビューをし、テレビドラマで活躍しており、第65回英国テレビアカデミー賞主演女優賞(ドラマ部門)と第71回プライムタイム・エミー賞主演女優賞(ドラマ部門)を受賞しています。2015年「チャタレイ夫人の恋人」で映画初出演をし、「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」「フリー・ガイ」などに出演をしている今後に期待できる女優です。
物語は、人間を凶暴化させるウイルスの蔓延で混乱に陥った世界で、生き残った女性が、生き延びてきた孤島を離れ、再度イギリス本土を訪れるストーリーです。
本作は、「28日後…」「28週後…」に続く3作目となり、シリーズは1作目のダニー・ボイル監督とアレックス・ガーランドの脚本で再び制作されていますので、「28日後…」の正統な続編かと思います。
「28週後…」の存在は無視しても良いのかもしれませんが、十分に楽しむには過去2作もしっかり鑑賞しておくほうが良いです。
イギリス映画でSFホラー作品でのヒット作は珍しいと思いますが、本作はアレックス・ガーランドの脚本構成が良かったのかと思います。
サバイバルアクション映画ではありますが、シリーズとしては主人公は都度変わってきており、本作はパンデミックを生き延びたところにはなっています。
過去作を観なくてもある程度は鑑賞できるですが、せめて「28日後…」を観ておくほうが良いと思います。
さすがに次の作品は「28世紀後…」とかの作品のタイトルが予想できますが、もうすでに別物作品にもなりかねないので、本作が最終作とみても良い気がします。
宗教や思想なども描かれる作品でもあり、普通のホラーアクションとはちょっと一線を画すところもあるので、観ておいて損はないと思います。