【今週公開の新作映画】「正体(2024)」公開情報と私感

作品紹介

【監督】藤井道人
【出演】/森本慎太郎/山田奈/前田公輝/田島亮//宮﨑優/森田甘路/西田尚美//宇野祥平//木野花//原日出子//山田孝之/

【あらすじ】主人公 鏑木慶一は、凶悪な殺人事件の犯人として逮捕され、死刑判決を下される。護送中に脱走をした鏑木は、潜伏しながら自らの無実の証明とどうしてもしなければいけないことがあった。

公式サイト

WOWOWのドラマ版を観てから映画を観るということも良いかも

藤井道人監督は、映画演出を学び、複数の短編映画を監督した後、原作「オー!ファーザー」で長編デビューしています。2019年「新聞記者」で、日本アカデミー賞で作品賞を含む6部門を受賞し、高い評価のある監督です。2019年「新聞記者」で、日本アカデミー賞で作品賞を含む6部門を受賞し、高い評価のある監督です。

横浜流星は、2014年「烈車戦隊トッキュウジャー」で注目され、様々な作品に出演する男優です。2017年『キセキ-あの日のソビト-』では、「グリーンボーイズ」のメンバーとしてCDデビューもしており、今後の活躍が期待されています。

吉岡里帆は、京都太秦生まれで、芸術文化に親しみながら学生時代を過ごし、高校3年のときに、『天地明察』のエキストラ出演をします。その後、演劇の世界に触れ、18歳のときに、唐十郎の『吸血姫』で主人公を演じ、徐々に芸能の世界にのめり込み、2013年より女優としての活動を始めますが、グラビアやミュージックビデオの出演が多くなります。2015年『マンゴーと赤い車椅子』で映画デビューをし、テレビやドラマで活躍をしています。

主題歌は、ヨルシカ「太陽」となっています。

物語は、凶悪な殺人事件の犯人として逮捕された主人公が、隙をみて脱走をし、逃亡をしながらも自らの無実を証明するために潜伏しながら、さまざまな人と出会っていくストーリーです。

原作では、6つの章から成り立っており、潜伏先ごとに章が変わっていきます。

WOWOWのドラマ版ですが、4話構成でもあり、気軽に観られます。多少ルーチンの流れで転々と関係者が変わっていきますが、特に1話でのが良い感じでもあり、彼のセリフの言い回しは妙な安定感もあります。

テレビドラマ版では、鏑木役を亀梨和也、映画版を横浜流星が演じています。

テレビドラマ版と原作では、内容と結末がアレンジされており、映画版はどのような描かれ方になるのかはわかりませんが、なんとなく、原作と同じような結末になるのかと思います。

かなり絶望的な物語から導入となりますが、主人公自体は無罪であることがわかっているので、その事件の状況と無実を勝ち取る過程を逃亡しながらの行動で描かれていき、このような状況には陥りたくはないのですが、冤罪というところはいつなんどき降り掛かってくるのかはわからないところはあります。

死刑宣告からの無罪を勝ち取るという圧倒的な不利な状況でも、真実を突き詰めていくところは非常に興味深く観られます。

まずは、WOWOWのドラマ版を観てから映画を観るということも良いかもしれません。なお、WOWOW版の監督は、中田秀夫監督ですが、ホラー要素のある作品ではありません。

予告編

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