【監督】澤寛
【出演】吉沢亮/永瀬正敏/小栗旬/阿部進之介/鶴田真由/渡辺真起子/福島リラ/秋吉久美子/込江大牙/粟野咲莉/
【あらすじ】主人公 マコトは、父親が失踪し、母とともに新しい土地で生活を始める。ケンジは内縁の妻と生活をし、妻を亡くし2人の子供を育てているタケオ、実家に戻ってきたユウイチ。四人の男とその家族を描いた物語
ちょっと重い内容ながらも、心に刺さってくるような内容
澤寛監督は、様々な映画などで、衣装デザインやキャラクターデザインを行ってきており、2023年「かぞく」で映画監督デビューをしています。
吉沢亮は、2009年『アミューズ全国オーディション2009 THE PUSH!マン』でRight-on賞を受賞し芸能界入りをしています。2011年『仮面ライダーフォーゼ』で、2号ライダーを演じ、2013年にはテレビドラマ『ぶっせん』で初主演しています。映画やテレビと幅広い活躍をしている俳優です。
永瀬正敏は、1983年『ションベン・ライダー』で映画デビューをし、日本のみならず、海外からのオファーされ、1989年『ミステリー・トレイン』にも出演しています。写真家としても活躍しており、数々の個展を開催するなど精力的な個性派俳優です。
物語は、4人の男のそれぞれの家族を描きながら、その関係を描いたストーリーとなります。
原作は、土田世紀が2011年から制作していた漫画「かぞく」で、2012年に急逝してしまったために、未完の作品となっています。もともと土田世紀の描く漫画には昭和感や妙な熱量があり、その空気感が出ているとよいのかと思います。
吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介と4人の登場人物はそれぞれ落ち着いた演技のできる人らであり、原作マンガのように、ちょっと重い内容ながらも、心に刺さってくるような内容としてくれているのかと思います。
もともと、短編の多い土田世紀作品ですが、死んでしまうま描き続けていた作品でもあり、その作家性と世界観を観てもらうと良いかとおもいます。あ
なお、原作コミックもおすすめです。