【今週公開の新作映画】「さかなのこ〔2022〕」が気になる。

【監督】
【出演】

【あらすじ】主人公 ミー坊はいつも魚のことを考えている子。周囲の子供とちょっと違うことを心配されながらも、魚に詳しいことと不思議な魅力で成長していく。

https://sakananoko.jp/

監督も沖田修一監督ということで、丁寧でちょっとクセがありながらも、きれいにまとめてくれる監督なので、観応えのある作品かと思います

・沖田修一監督は、日本大学藝術学部映画学科撮影・録音コースで映画を学び、2002年『鍋と友達』で短編映画が評価されます。その後、2006年『このすばらしきせかい』で長編映画を手掛け、2009年『南極料理人』で商業映画監督としてデビューをしています。「キツツキと雨」「横道世之介」などをはじめすべての作品で「監督・脚本」を手掛ける監督です。

・のんは、2006年第10回ニコラモデルオーディションに応募し、グランプリを獲得し、以降2010年まで専属モデルとして活躍しています、2010年「告白」で映画デビューをし、CMやドラマで活躍しています。2013年NHK連続テレビ小説『あまちゃん』のヒロイン・天野アキ役を演じて話題となるも、2015年に事務所独立騒動のために休業状態となり、芸名をから「のん」と変え、芸能活動を再開し、2016年「この世界の片隅に」で主人公の声優を演じて話題となっています。

・柳楽優弥は、2004年『誰も知らない』のオーディションで抜擢され、主役として第57回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞しています。2008年に体調を崩し休業をしますが、2010年より、俳優業に復帰をし、2014年『アオイホノオ』では、テレビドラマ初主演を演じています。「ディストラクション・ベイビーズ」「浅草キッド」など、強烈な印象を残す俳優です。

・本作は、さかなクンの自叙伝「さかなクンの一魚一会 まいにち夢中な人生!」をもとに制作されています。

・さかなクン自体も本作に出演しています。

・物語は、魚に詳しい主人公は、周囲の子とちょっと違う感じを持ちながらも、とにかく魚類が好きなことで、様々な出会いを経験していくストーリーです。

・さかなクンの自伝的な映画ではありますが、特にさかなクン自体は、数々のエピソードがあり、その多くが魚に関することでの類まれなる事柄で、非常に興味深いところだと思います。

・特に数々のアルバイトをしてきているようですが、そのすべてが魚に関する仕事というのも、徹底しているなぁと思います。

・さかなクンを演じたのんも、独特なキャラクター性と不思議な魅力があり、あえて性別を超えたキャスティングがむしろ良い効果なような気がします。

・監督も沖田修一監督ということで、丁寧でちょっとクセがありながらも、きれいにまとめてくれる監督なので、観応えのある作品かと思います。

・なお、さかなクンの愛用している帽子は、ハコフグであり、幼少期に見たハコフグが懸命に生きているのをみてハコフグの帽子をデザインしたそうです。また、数々の招待を受けた儀式の際でも、超特例としてさかなクンの帽子は唯一許されたという逸話があります。

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