【日本映画】「愛のむきだし〔2009〕」★★★★☆【感想・レビュー】


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作品紹介

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】クリスチャンの家庭に生まれた主人公 本田悠 は、神父である父と2人で暮らしていた。高校生となった悠は、幼くして亡くした母の言葉「いつかマリア様のような人を見つけなさい。」という言葉を信じて生きていた。ところが、抑圧された生活の中、親からの愛情に飢えていたこともあり、盗撮や女装、パンチラ、レスビアンと倒錯し、暴力、宗教と様々なことに巻き込まれていく。

万人に勧めることはできませんが、映画好きの方には、この237分を体験してほしい映画

上映時間が237分と長く、インターミッションが挟まれている映画です。

主人公 悠 を含め、3人の登場人物が物語の中心となって進行し ます。

とにかく長いというところがありますが、序盤は意外と物語がシンプルでもあり、集中して観られます。

特に満島ひかり演じる ヨーコ もすがすがしく、他の女優では出せない魅力が満載です。

序盤の盗撮にハマっていくシーンは畳み掛けるような進行でギャグっぽいところも含めて、タイトルバックが出るまでに展開は素晴らしいです。

それにしても、約4時間という時間はとても長く、様々な要素が詰められていることも含めて、情報整理しながら観ても、映画の全容が把握しずらく、気を抜いて観ているとあっという間に置いていかれます。

詰め込みすぎというところもありますが、園子温監督としては渾身の作品を目指していた感じが随所から感じられ、後の作品も下敷きは全てこの映画にあるのではないか?と思ってしまうくらい複雑に物語が作られています。

素直に観れば、単純に純愛映画です。

この純愛のテーマにたくさんのおかずがあり、朝ごはんを食べているつもりがいつのまにか晩ごはんを食べていた。というくらい濃密で食べ続けた感じが例えとしては良いのかもしれません。

満島ひかりと安藤さくらの強烈なインパクトがとても光る作品です。

万人に勧めることはできませんが、映画好きの方には、この237分を体験してほしい映画です。

予告編

愛のむきだし

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