【監督】山本透
【出演】玉城ティナ/小関裕太/佐藤寛太
【個人的評価】★★☆☆☆
【あらすじ】主人公は、高校生の氷室雪菜。クラスメイトから怖がられていたが、別の顔としてケータイ小説家・ユピナだった。ある日、クラスの人気者 北見時雨の生徒手帳を拾い弱みを握ったことで、恋愛経験のない 雪菜は、ラブを知るためのミッションを考案する。
玉城ティナのプロモーション映像としてみるのが正解な鑑賞方法
・講談社 なかよしに連載されていた漫画の実写化。
・2018年3月には、テレビドラマ化され、その続きとなる映画化である。
・主人公 雪菜を演じる玉城ティナは「ミスiD2013グランプリ」を受賞しており「ViVi」の専属モデルでもありました。本映画では、初主演となります。
・基本的には、玉城ティナを鑑賞する映画です。
・物語自体は、学生とケータイ小説作家の2つの顔を持つジレンマをコメディ調に描いています。
・女子向けな物語でもあるので、イケメンが登場してミッションを行うことで、女子の好きそうなシチュエーションが多々みられ、ある種ドキドキで構成されています。
・ケータイ小説を書いているという設定ですが、リサーチという点ではすごくモヤモヤします。
・実体験を元に作品を書くということで、物語はエスカレートしていきますが、読者に好まれる方向性とその展開には、客観的にみても、行き当たりばったりな印象です。
・そんな物語のキーとなるケータイ小説の行く末は結局ほったらかしっぽくなり、最終的にはラブストーリーとしての着地点という宙返り3回くらいしたような展開です。
・複雑な物語ではないので、気軽に観られる映画ですが、鑑賞後に何か別のモヤモヤしたものが残るのかもしれません。
・そう言った意味では、玉城ティナのプロモーション映像としてみるのが正解な鑑賞方法かもしれません。