【今週公開の新作映画】『スーパーガール』2026年6月26日公開情報と私感

作品紹介

【監督】クレイグ・ギレスピー
【出演】ミリー・オールコック/イヴ・リドリー/マティアス・スーナールツ/デビッド・クラムホルツ/エミリー・ビーチャム/デビッド・コレンスウェット/ジェイソン・モモア/

【あらすじ】スーパーマンが地球を救った後の世界。故郷クリプトン星を失ったカーラ・ゾー=エルは、唯一の心の拠りどころである愛犬クリプトと静かに暮らしていた。しかし、突如現れた謎の敵クレムの攻撃によって、クリプトが毒に侵され、カーラはクリプトを救うため、同じくクレムに家族を奪われた少女ルーシー、そして宇宙最凶の賞金稼ぎロボとともに、宇宙規模の壮大な戦いへ身を投じる。

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DC新章の“次の顔”として成立できるかが気になるところかと

クレイグ・ギレスピー監督は、2007年「Mr.ウッドコック -史上最悪の体育教師-」で 映画監督デビューをし、その後、『ラースと、その彼女』「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」などを制作しています。

ミリー・オールコックは、ドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』などで注目された俳優で、スーパーガール/カーラ・ゾー=エルも演じています。

物語は、突如現れた謎の敵クレムの攻撃によって、クリプトが毒に侵され、カーラはクリプトを救うため、同じくクレムに家族を奪われた少女ルーシー、そして宇宙最凶の賞金稼ぎロボとともに、宇宙規模の壮大な戦いへ身を投じるストーリーです。

本作は、2025年公開の『スーパーマン』に続く新生DCユニバース作品として位置づけられており、スーパーマンの従妹であるスーパーガールを主人公にしたヒーローアクションです。

本作で一番気になるのは、スーパーガールというキャラクターを、単なる「女性版スーパーマン」ではなく、ひとりの主人公としてどこまで成立させているのかという部分です。

スーパーマン系のヒーローは、どうしても強すぎるがゆえに、物語としての緊張感を作るのが難しいところがあります。空を飛べて、圧倒的なパワーがあり、普通の敵では太刀打ちできない。だからこそ、アクションの派手さだけではなく、内面の孤独や喪失感をどう描くかが重要になりそうです。

本作では、カーラが故郷クリプトン星を失っていること、そして愛犬クリプトが唯一の心の拠りどころになっていることが物語の大きな軸になっています。

愛犬を救うために宇宙へ向かうという筋立ては、かなりシンプルでわかりやすいです。ただ、そのシンプルさが逆に良い方向に働く可能性もあります。

最近のヒーロー映画は、世界観の説明やシリーズ全体の伏線が多くなりすぎて、単体の映画として少し重たく感じることもあります。その点、本作が「愛する存在を救うための旅」として見られるのであれば、かなり入りやすい作品になりそうです。新生DCユニバースの一作として見ると、今後のシリーズ展開にどうつながるのかも気になるところです。

前作『スーパーマン』で新しいDCの方向性が示された後、本作がその流れをどのように広げるのか。スーパーマンとは違う角度から、ヒーローの孤独や怒り、成長を描けるかどうかが大きなポイントになりそうです。

ジェイソン・モモア演じるロボの存在は、かなりクセの強いキャラクターなので、作品全体のトーンを一気に派手にする役割を担いそうです。真面目なヒーロードラマに寄せすぎず、宇宙を舞台にしたアクション映画としての楽しさも出してくれるのではないでしょうか。

予告編を見る限りでは、宇宙規模のアクション、愛犬クリプトとの関係、カーラの孤独と怒りがバランスよく配置されている印象がありますが、ヒーロー映画としては、映像の迫力だけでなく、主人公の感情にどこまで乗れるかがかなり重要です。

カーラがなぜ戦うのか。何を失い、何を守ろうとしているのか。その部分がきちんと描かれていれば、スーパーガールというキャラクターの魅力がしっかり伝わる作品になりそうです。逆に、シリーズ展開や派手な見せ場を優先しすぎると、主人公の物語が少し薄く感じられてしまうかもしれません。

個人的には、クレイグ・ギレスピー監督がどこまで「完璧ではないヒーロー」としてスーパーガールを描いているのかに期待したいところです。

全体としては、DC新章の広がりを感じさせる作品でありつつ、スーパーガールというキャラクターを改めて映画の中心に据える挑戦作として、かなり注目度の高い作品かと思います。

予告編

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