作品紹介
【監督】ジョン・マスカー/ロン・クレメンツ
【出演】スコット・ウェインガー/ロビン・ウィリアムズ
【個人的評価】★★★★★
【あらすじ】主人公は、砂漠の王国アグラバーに住む 青年 アラジン。貧しくも清らかな心をもつ彼は、ある日街で王宮から抜け出したジャスミン王女と出会う。ジャスミン王女を誘拐した盗賊と間違えられ投獄されるも、国務大臣のジャファーの提案で、「心清らかな人だけが入れる洞窟」から魔法のランプを取って来るように言う。
サブスクで観る
アニメーションだからこそできるコミカルなジニーの言動が、観ていて楽しいところ
1980年代に低迷していたディズニーの長編アニメを「リトル・マーメイド」を皮切りに、「ビアンカの大冒険」「美女と野獣」と高評価の作品を送り出していた「ディズニー・ルネサンス(第2次黄金期)」の作品。
CGを取り入れながら制作された作品で、後のピクサーやドリームワークスに影響を与える。
当時、本作品はアニメ映画での世界興行収入を塗り替え、後の「ライオン・キング」に記録を塗り替えられるものの、名実ともにディズニーを代表する作品の一つ。
「アラビアン・ナイト」の物語を下敷きに作られた物語で、勧善懲悪の典型なストーリーです。
この作品の一番の功績は、やはりランプの魔人ジニー。
声優として異例なロビン・ウィリアムスを起用し、マシンガントークでコミカルな演技で、第50回ゴールデン・グローブ賞特別賞を受賞しています。
ディズニー映画の大きな要素は、「歌」と「ダンス」。いわゆるミュージカル要素があるのですが、本作も同じくミュージカルがあり、ここはディズニーならでは要素。
アニメーションだからこそできるコミカルなジニーの言動が、観ていて楽しいところであり、また、アラジンとジャスミンの恋愛要素もありで、無難に楽しめる作品です。
ただし、実際には恋愛要素については、あまりピンとくる要素もなく、どちらかといえば、ご都合的な要素でもあります。
本作のヒットにより続編「ジャファーの逆襲」「アラジン完結編 盗賊王の伝説」と制作されていますが、観る必要はありません。
なお、主人公アラジンは、完全無欠のキャラクターではありません。
予告編
アラジンとまほうのランプ |