【日本映画】「ローリング〔2015〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 権藤は、高校教師をしていましたが、女子更衣室での盗撮が発覚し、10年前に教職を離れ、東京で出会ったキャバクラ嬢と共に帰郷する。雑居ビルに身を隠していた権藤は、かつての教え子の貫一に出会い、身を匿ってもらうが、徐々に運命の歯車が噛み合わなくなる。

ローリング

個人的には緩急の付け方が良いので、広くおすすめはしませんが、興味のある人には観てもらって笑い込みで楽しんでもらえる作品

・冨永昌敬は、大学で映画を学び、2006年「パビリオン山椒魚」で商業映画監督デビューをしています。その後、コンスタントに映画やテレビドラマを制作して活躍しています。

・三浦貴大は、父 母 山口百恵の俳優。もともとは、大学時代に精神保健福祉士を目指していたが、迷った末に俳優となっています。

・柳英里紗は、アメリカ ハワイ州生まれで、子役時代からモデルやCMに出演、近年では俳優としても活躍しています。

・物語は、主人公 権藤の独白形式で描かれ、教員時代に犯してしまった罪を背負い故郷でやり直そうとするが、社会に馴染めずに結末を迎えていくストーリーです。

・序盤から、主人公 権藤のクズさが描かれていますが、本作に登場する人物の多くは総じてクズだったりします。

・序盤から権藤の将来を説明するような展開で描かれており、独白形式のナレーションが効果的になっています。

・AV撮影をしているシーンがあり、その場面での状況はどう見てもコントに思えます。

・「亭主に聞こえちまえぞ」

・「牛みてーな乳袋しやがって」

・「楽にしてやろーか」

・「乳製品作ってやろうか?」

・「牧場の朝は早えーぞ」

・「昼は長えーぞ」

・「夜は静かだぜ」

・なんだ?このセリフ回し。と思わざるを得ないところですが、このギャグのような点とシリアス感のある緩急が本作の色んな意味での魅力かもしれません。

・コントのような「延長ケーブルが必要となるドリル」といい、最終的なオチもしっかりとあり、結局のところも着地点がわかりにくいところがあります。

・タイトルロールとエンドクレジットはCGを使っていると思いますが、意外とこういうちょっとしたことなのに新鮮さがあります。

・全体的には93分という内容でもあるので、小品となりますが、「クズによるクズのためのクズなコントという仮面をかぶった作品」というような印象です。

・好みは分かれると思いますが、個人的には緩急の付け方が良いので、広くおすすめはしませんが、興味のある人には観てもらって笑い込みで楽しんでもらえる作品かと思います。

https://youtube.com/watch?v=Mdad6tOr7yM

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