【洋画】「フォードVSフェラーリ〔2019〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 キャロル・シェルビーは、本橋レーサーのカーデザイナーで、最強のチームフェラーリに勝つためにフォードチームで、車の開発と優秀なドライバーを探していた。イギリス人のケン・マイルズと出会い、社内での反発を受けながら、レースでの勝利を目指す。

モータースポーツに詳しくない人でもわかるようにできているところも良いところ

ジェームズ・マンゴールド監督は、大学で映画の制作を学び、コロンビア大学ではミロス・フォアマンに師事しています。1995年『君に逢いたくて』で映画監督デビューをし、その後は、多数の作品を手掛けています。インディ・ジョーンズ5の監督も予定されており、公開は、2021年の予定です。

マット・デイモンは、10代の頃より役者を志し、1988年「ミスティック・ピザ」で映画デビューをし、幼馴染のと共に脚本を書き、1998年『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー脚本賞を受賞しています。2002年『オーシャンズ11』のギャラとして同映画の興行総収益の8%が後で支払われるという条件で、映画がヒットし、約26億円の収入があったとも言われています。

クリスチャン・ベールは、イギリスの俳優で、13歳の時に『太陽の帝国』のオーディションで選ばれて子役デビューをしています。

物語は、打倒フェラーリを目指してカーレースに挑戦する人々を描いたストーリーです。

とにかく、レースカー好きには見てもらうのが良いです。

とはいえ、そのレースシーンや疾走シーンだけでてきている作品ではなく、きちんと王者フェラーリに反骨していく物語があります。

実際に勝つか負けるかというよりも、その過程に魅力があります。

シェルビー自体は、チームを牽引していくものとして、マイルズは天才ドライバーではあるが性格に難点があるものとして。

このコンビの荒削り感が良く、勝ち目のないような逆境でも、「なんとかなるんじゃね?」というような印象も感じてしまいます。

実話に基づく物語でもありますが、当然脚色もあるので、そこは「映画である」という点を念頭においてもらうのが良いです。

時代背景が1960年代としており、出てくる車も古いものになりますが、CGを使わずに、極力実写で撮影をしたとのことで、臨場感の高さがあります。

苦境からの逆転劇というのは、その道程の苦難が多ければ良いということではなく、メリハリのあるテンポと掴めそうでつかめない距離感という絶妙なラインで描かれることで、感情移入がしやすくなるとは思います。

モータースポーツに詳しくない人でもわかるようにできているところも良いところではあります。

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