作品紹介
【監督】中田秀夫
【出演】渡辺翔太/畑芽育/吉田鋼太郎 /
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 桑田ヤヒロは、「事故物件住みますタレント」として活躍している福岡から上京してきたタレント。問題のある物件に移り住み、テレビやSNSのネタを集めていくが、徐々に取り憑かれていく。

和製ホラー映画という範疇ではありますが
中田秀夫監督は、助監督を経験したのち、1992年に『本当にあった怖い話』で監督デビューをしています。その後、「女優霊」「リング」などを制作し、和風サスペンスホラーを作り上げ、定評のある作品を手がけています。
渡辺翔太は、2012年からSnow Manのメンバーとして活躍しており、その前年2011年「HOT SNOW」で映画初出演をしています。その後、舞台や映画、テレビと幅広い活躍をしている俳優です。
畑芽育は、2014年にPocchimoのメンバーとしてデビューをし、活動をしていましたが、2015年に解散をしています。テレビには2011年頃から、子役として出演をし、多数のドラマに出演しています。2019年「その瞬間、僕は泣きたくなった -CINEMA FIGHTERS project-「Ghosting」」で映画デビューをし、映画やテレビドラマ、舞台と活動の幅を広げている女優です。
本作は、 松原タニシ原作の『事故物件怪談 恐い間取り』となっており、実際に行ってきた事故物件に住み込むことを映画化した内容です。
物語は、タレントを目指して上京してきた主人公が、事故物件に移り住み話題を作っていくが、次第に取り憑かれていくストーリーです。
序盤から工場勤務の主人公 桑田ヤヒロは、工場勤務ではなく、タレントになりたいという夢を叶えるため、福岡から上京をします。
上京先で訪ねた芸能事務所で、「事故物件住みますタレント」として活動を勧められれて、事故物件に住んでいきます。
最初は、1LDKの家ながら28,000円という物件に住み、そこで徐々に奇妙な現象に遭いながらもタレントの仕事をしていきます。
CMの撮影の仕事にもなりますが、そこで亀梨和也が亀梨和也として出演します。ちなみに前作の主人公役で亀梨和也は出演しています。
2件目は6500円の旅館での撮影となり、そこでも霊の存在があり、異様な場所を描いてホラー感を積み重ねていくところは、本作の中盤までの順当な流れでもあります。
最初に住んでいた1LDKの家は、知り合いの除霊師から警告され、退去することになりますが、事故物件の問題が解消するわけではないです。
続いて何件もの事故物件に泊まり、徐々にマンネリ化していくルーチンで展開していきます。
これは、中田秀夫監督あるあるなところでもありますが、 中田秀夫監督作品は、わかりやすく想像のつく展開を見せながらも、徐々に予想の斜め上の展開になるところが特長的なところでもあり、本作のヒネリの効いたところもでもあります。
「この事務所もう何年も空き家だけど」
終盤で、マンネリ化している展開から、徐々に展開が想像の範囲を超えて来るところがあり、主人公 ヤヒロに感情移入しながら観ていくと、先の展開が読めなくなってくるのが面白いです。
和製ホラー映画という範疇ではありますが、マンネリ化しないような構成は良かったように思います。
予告編
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