【今週公開の新作映画】「ワン・バトル・アフター・アナザー(2025)」2025年10月3日 公開情報と私感

作品紹介

【監督】ポール・トーマス・アンダーソン
【出演】レオナルド・ディカプリオ/ショーン・ペン/ベニチオ・デル・トロ/レジーナ・ホール/テヤナ・テイラ/チェイス・インフィニティ/アラナ・ハイム/ウッド・ハリス/シェイナ・マクヘイル/

【あらすじ】主人公 ボブは、かつて有名な革命家だったが、ある日一人娘のウィラの命が狙われてします。軍人のロックジョーが異常なほどに父娘を追い詰めていく。

公式サイト

ポール・トーマス・アンダーソン監督は、1992年『シガレッツ&コーヒー』という短編でサンダンス映画祭で注目され、その後、1996年『ハードエイト』で長編監督映画デビューをしています。1997年『ブギーナイツ』では、アカデミー脚本賞にもノミネートされ、話題となり、1999年「マグノリア」では第50回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞しています。その後、『パンチドランク・ラブ』でカンヌ国際映画祭 監督賞、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』でベルリン国際映画祭監督賞、『ザ・マスター』で第69回ヴェネツィア国際映画祭で監督賞を受賞し、わずか6作で世界三大映画祭すべてで監督賞を受賞しています。監督と脚本も手掛け、非常に評価の高い作品を作り上げている監督です。

レオナルド・ディカプリオは、14歳でテレビCMに出演し、1991年「クリッター3」で映画初出演をしています。1993年「ボーイズ・ライフ」の好演と、「ギルバート・グレイプ」で強烈な印象を残しており、高い評価を得ています。その後、1997年「タイタニック」で非常に高い評価を得て、確固たる人気となります。「ザ・ビーチ」「ギャング・オブ・ニューヨーク」「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」などに出演し、「アビエイター」「ディパーテッド」「ブラッド・ダイヤモンド」で数々の賞にノミネートされています。「シャッター アイランド」「インセプション」「ウルフ・オブ・ウォールストリート」でも高い評価を得ており、2015年「レヴェナント: 蘇えりし者」では、 アカデミー主演男優賞を受賞しています。若い頃からアイドル的人気もありましたが、演技力でも風格のある役どころをこなしており、出演作が毎回注目される俳優です。

物語は、かつて革命家だった主人公が、とある軍人に娘の命を狙われるようになり、刺客からの追跡からの逃走劇をを描いたストーリーです。

本作は、ポール・トーマス・アンダーソン監督の4年ぶりの作品で過去作品にほぼハズレが無いところから、今回も非常に内容の濃い良作が完成していると思われます。

レオナルド・ディカプリオも、2023年「キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン」以来の映画出演となり、近年は出演作が少ないながら、2013年「ウルフ・オブ・ウォールストリート」、2015年「レヴェナント: 蘇えりし者」、2019年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」、2021年「ドント・ルック・アップ」といずれも非常に良作に出演をしています。

他にも、ベニチオ・デル・トロ、ショーン・ペンなどが出演しており、キャスト的にもスタッフ的にも極上な感じがします。

162分の作品ですが、ポール・トーマス・アンダーソン監督作品はいずれも長時間の作品が多いのですが、長時間を感じさせない演出にもとても興味があります。

ポール・トーマス・アンダーソン監督は、世界三大映画祭すべてで監督賞を受賞していますが、いまだにアカデミー賞で監督賞を受賞したことがなく、2025年 第98回アカデミー賞ではなにかしらを受賞するようなそんな気もします。

予告編

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