【今週公開の新作映画】「レイニー ブルー(2025)」2025年7月18日公開情報と私感

作品紹介

【監督】柳明日菜
【出演】柳明日菜/笠兼三/高良健吾/小沢まゆ/中島瑠菜/鄭亜美/夏都愛未/

【あらすじ】主人公 中山蒼は、高校の映画同好会に所属する学生。ある日、ぼろぼろになった脚本を見つけ、そこから映画製作をしていく。

公式サイト

柳明日菜監督自身の作家性のある作品でもあり

柳明日菜監督は、学生時代に演劇部で脚本を手掛け、その後、2023年「テクノブラザーズ」で映画デビューをしています。2023年8月に初監督初主演の映画の制作を発表しています。2024年「そのままの君で」で監督デビューをしており、今後が大きく期待できる監督です。

笠兼三は、祖父に笠智衆を持ち、俳優として活躍しています。2001年「日本の黒い夏─冤罪」で映画デビューをし、舞台や映画、テレビドラマで活躍をしています。

物語は、主人公の女子高生が、所属する映画同好会で、ボロボロになった脚本を見つけたことで、その脚本から映画を制作しようとする中、今後の進路についてなど憂鬱なこともありながら過ごしていくストーリーです。

本作は、柳明日菜監督が主演も演じており、監督・脚本も行っています。一部、誤解のある報道がされていますが、公式サイトに詳しい説明は記載されています。

柳明日菜監督は若干20歳前後ではありますが、高校時代より映画製作を始めていたこともあり、念願の映画監督デビューにも思います。

内容的にも、柳明日菜監督の自伝的な感じもあり、また、映画の資金はクラウドファンディングで集めているところもあります。

笠智衆が同郷の俳優でもあり、本作には孫の笠兼三が出演しています。

映画のファイナルカットについての問題があるようですが、本作は、150分の内容を107分に編集を行っています。

タイトルの「レイニーブルー」は、徳永英明のデビュー曲でもあり、本作にはラジオから流れてくる曲として引用されています。

映画の制作に奮闘する学生の映画は多数ありますが、柳明日菜監督自身の作家性のある作品でもあり、今までの学生映画とはちょっと違う印象もあります。

予告編

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