作品紹介
【監督】リック・ローマン・ウォー
【出演】ジェラルド・バトラー/ナヴィド・ネガーバン/アリ・ファザル/バハドール・フォラディ/オリビア・マイ=バレット/ニーナ・トゥーサン=ホワイト/レベッカ・カルダー/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 トム・ハリスは、MI6の工作員。イラン国内で核開発施設の破壊に成功するが、身分がバラされてしまい、30時間後までに脱出を目指す。
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ジェラルド・バトラーの活躍を素直に楽しむ作品
リック・ローマン・ウォー監督は、1980年頃よりスタントマンとして活躍し、その後、1996年「Exit」で映画監督デビューをしています。2019年「エンド・オブ・ホワイトハウス」のシリーズ3作目「エンド・オブ・ステイツ」を監督しています。
ジェラルド・バトラーは、スコットランドの俳優で、法律を学びながらも俳優として活躍しています。
物語は、MI6工作員の主人公が、イランで破壊工作を成功しますが、アフガニスタン潜入中にCIAの身分をさらされてしまい、国外脱出をしていくストーリーです。
序盤から、イラン国内の地域が描かれ、そこで核開発施設の破壊工作をしているシーンが描かれます。
作戦に成功をしますが、その後、さらに作戦をCIAから依頼され、アフガニスタンに潜入します。そこで、身分がTV放送されてしまい、タリバンやイラン軍などから狙われ、アフガニスタンのカンダハルより脱出させる計画をします。
本作は、実際に発生した出来事がモチーフとなっており、アメリカ国防情報局の職員ミッチェル・ラフォーチュンが体験したことがベースのストーリーです。
主人公が、ジェラルド・バトラーだけに、すでに作戦は成功するのはわかりきっていますが、どのように脱出するのかを楽しむ作品でもあります。
序盤すぎに、トム・ハリスという名前がバラされてしまいますが、脱出劇の物語に集約されていくので、あとは、普通に楽しめます。
シレッと自動車用のマスターキーで自動車を奪うところは、スパイ映画的なところがありますが、ジェラルド・バトラー自体、スパイというよりも普通に無敵な人感しかありません。
中盤で捕まってしまったりと、トラブルは起こりますが、ISISやタリバンなど登場してくる組織が各々と敵対しているところもあるので、中東の組織関係は多少知っておくと良いかもしれません。
終盤の展開は意外とあっさりしていますが、そもそも圧倒的な追手の組織の中心的存在なラスボス的なものはないので、シレッと解決します。
ジェラルド・バトラー作品なので、色々と大味なのと、実話を元にしているので、家族愛的なところでまとまるのがあるあるです。
シリアスな感じの印象がありますが、ジェラルド・バトラーの活躍を素直に楽しむ作品ではあります。
予告編
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