作品紹介
【監督】イーサン・コーエン
【出演】マーガレット・クアリー/ジェラルディン・ヴィスワナサン/
【あらすじ】ジェイミーとマリアンは、日々の生活に行き詰まりを感じアメリカ縦断の旅行に出る。そこで、謎のスーツケースをみつけたことでギャングから追われてしまう。
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【気になる点】ほぼ駄作のないコーエン兄弟の作品で、ともに玄人好みの感性があるので
イーサン・コーエン監督は、1984年『ブラッド・シンプル』を兄のジョエル・コーエンとともに生活し、その後、コーエン兄弟として、『赤ちゃん泥棒』『バートン・フィンク』『ファーゴ』『バーバー』『ノーカントリー』と多数の作品を制作してきています。2021年「マクベス」以降、ジョエルとイーサンはそれぞれ単独で監督をするようになり、今後の制作が気になるところです。
マーガレット・クアリーは、バレエを学んだあと、14歳からモデルとしても活躍し、2013年「パロアルト・ストーリー」で映画デビューをしています。2017年 Netflixオリジナル映画「Death Note/デスノート」にも出演しており、着実にキャリアを重ねている女優です。
物語は、主人公の2人が、アメリカ縦断の旅行に出かけ、そこで謎のトランクを発見する。そのトランクの中身をめぐり、ギャングや警察に追われていくストーリーです。
イーサン・コーエン監督の初単独監督作となり、コーエン兄弟の名義ではありません。兄のジョエル・コーエンも、「マクベス」で単独監督をしており、コーエン兄弟での制作は、2018年「バスターのバラード」以降は行われていません。
コーエン兄弟が別々に監督を異なっている点については、不仲と受け取ってしまうような気もしますが、特に名言されていないのと、作風自体は、兄弟ともに過去の作品のテイストがあるのであまり心配することもないのかと思われます。
イーサン・コーエン監督は、過去のコーエン兄弟監督作では、製作に名を連ねているところもあり、映画製作をそつなくこなせるところは感じます。
ほぼ駄作のないコーエン兄弟の作品で、ともに玄人好みの感性があるので、本作も小粋な内容にっし挙げっているのかと思います。