【日本映画】「鯨の骨(2023)」を観ての感想・レビュー


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【監督】
【出演】/あの//内村遥/

【個人的評価】

【あらすじ】主人公 間宮は、結婚間近で破局した不眠症のサラリーマン。マッチングアプリで出会った女子高生に会うが、間宮の自宅で死亡してしまう。

鯨の骨

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暗喩が込められているのかと思いますが、全体的に物語がふわっとしているところがあるので

大江崇允監督は、大学学生時に舞台芸術を学び、演技システムのルコックシステムを学ぶ。その後、俳優としても活躍しながら、2009年「美しい術」で監督デビューをしています。

あのは、2013年、ゆるめるモ!に第3期生として加入し、その後脱退、2020年よりano名義で音楽活動を始め、2023年『ちゅ、多様性。』のヒットにより『第74回NHK紅白歌合戦』にも出演しています。独特な完成を持つアーティストです。

キャッチコピーは「都会の夜はまるで深海のよう」

物語は、恋人と結婚間近で破局してしまった主人公が、マッチングアプリで出会った女子高生が自宅で死亡してしまいそのことで、死んでしまった女子高生と瓜二つの女性と出会い、現実と幻想を見失っていくストーリーです。

序盤から、間宮と彼女との会話から始まり、記念に時計を渡そうとしますが、他にも付き合っている人がいると告白されてしまう。

失恋した間宮はマッチングアプリで女子高生に出会うが、その女子高生も自宅で薬物自殺をしてしまう。

死体を処理してその秘密を抱えて過ごしていくが、とあるARアプリ「王様の耳はロバの耳(通称・ミミ)」を利用して死んだ女子高生と瓜二つの明日香に出会います。

キーとなる女子高生と明日香を、あのが演じており、ミュージシャンとしてというよりも、しっかりと俳優としての立ち位置で演じています。その点もあって、ちょっとミステリアスでもあり、無邪気でもありという要素があり良かったのですが、問題は、シナリオ的にちょっとわかりにくかったところはあります。

暗喩が込められているのかと思いますが、全体的に物語がふわっとしているところがあるので、現実なのか、妄想なのかわかりにくいところが本作の味でもあります。

あの自体は、今回が初女優というわけではなく、さまざまな作品に出ていますが、まったく才能がないというわけではないところに、今後の活躍を観てみたい気になります。

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