【監督】村瀬大智
【出演】三宅朱莉/三浦誠己/堀田眞三/杉原亜実/中山慎悟/宮本伊織/大友至恩/水川あさみ/
【あらすじ】主人公 イヒカは、奈良県南東部の集落に住む12歳の女性。代々旅館を営む家で、義理の父と実の母で切り盛りをしていたが、ある日、義理の父 シゲが失踪してしまう。
忘れてしまった何かを訴えてくるような気も
村瀬大智監督は、インディーズで映画を制作し、2024年「霧の淵」で長編映画監督デビューをしています。
三宅朱莉は、奈良県出身でオーディションに合格し、新人女優として、2024年「霧の淵」で映画初出演初主演をしています。
物語は、義理の父と実の母が営む奈良県の旅館で、静かな集落を舞台に家族の姿を描いた作品です。
村瀬大智監督は、本作で長編映画監督デビューをしていながらも、「赤い惑星(ほし)」などのインディーズ作品で評価を得ており、本作も、機微を描いた良作かと思います。
奈良県といえば、河瀨直美監督が有名な監督でもありますが、本作でも、エグゼクティブプロデューサーとして名を連ねています。そのため、河瀨直美監督作品のようなテイストなのかもしれません。
「奥深い日本の暮らしを描いている」とも称されており、忘れてしまった何かを訴えてくるような気もします。