【洋画】「ナイトメア・アリー〔2022〕」★★★☆☆【感想・レビュー】

作品紹介

【監督】ギレルモ・デル・トロ
【出演】ブラッドリー・クーパー/ケイト・ブランシェット/トニ・コレット/ウィレム・デフォー/リチャード・ジェンキンス/ルーニー・マーラ/ロン・パールマン/メアリー・スティーンバージェン/デヴィッド・ストラザーン/
【個人的評価】★★★☆☆

【あらすじ】主人公 スタンは、ショービジネスで有名になるのを夢見る青年。ある日、奇妙な生き物を出し物にするカーニバルの一座と出会う。読唇術を身に着けたスタンはそこで人気者となるが・・・。

ギレルモ・デル・トロ監督は、映画の特殊メイクの仕事を始め、29歳のときに映画監督としても活動を開始し、1993年「クロノス」で映画監督デビューをしています。2006年「パンズ・ラビリンス」で高い評価を受け、独特なファンタジーな世界観が特長となっています。2007年にアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督やアルフォンソ・キュアロン監督らとメキシコで製作会社を設立しています。2013「パシフィック・リム」でも話題となり、2017年「シェイプ・オブ・ウォーター」では、第90回アカデミー賞では作品賞など4部門を受賞しています。

ブラッドリー・クーパーは、「セックスアンドザシティ」で俳優デビューをし、舞台や映画で活躍をし、プロデューサーとしても手腕を発揮しています。2001年「ウェット・ホット・アメリカン・サマー」で映画デビューをし、2012年「世界にひとつのプレイブック」で高い評価を得ています。その後、「アメリカン・ハッスル」「アメリカン・スナイパー」「アリー/ スター誕生」「運び屋」など、完成度の高い作品に出演しています。

ケイト・ブランシェットは、1994年『Police Rescue』で映画デビューをし、1997年『オスカーとルシンダ』で高い評価を受け、1998年『エリザベス』では各映画賞でノミネートされ、高い評価を受けています。2004年「アビエイター」では、アカデミー助演女優賞受賞を受賞し、2013年「ブルージャスミン」では、アカデミー主演女優賞受賞を受賞しています。「あるスキャンダルの覚え書き」「アイム・ノット・ゼア」「キャロル」など多くの作品で高い評価のある演技をみせる女優です。

物語は、カーニバルの一座で有名になることを夢見た主人公が、夢を叶えていきながらも、その先に思いがけない出来事に巻き込まれていくストーリーです。

序盤から、とあるカーニバルで正体不明の生き物を出し物とする一座に出会います。そこで、読心術の技術をもったスタンは一座に入り、売れっ子となっていきます。

ギレルモ・デル・トロ監督作品らしく、ファンタジー的な要素を持ちながらも、今回はどこかダークサイドな要素を感じるところが多く、その要素は、人間の持つ二面性がそのような要素を感じるところでもあります。どこかリアリティのある印象でもあり、現実と幻想の間にある感覚を非常に感じます。

主人公視点で展開していくので、さほど難解なところはありませんが、序盤から中盤、終盤に向かうにつれ、どの方向に着地点を持っているのかがわからないところもあり、ここで興味を惹かれるかで本作の評価が変わるところでもあります。

タイトルが示す通り「悪夢」感のある内容であり、観ていて心地よい展開とはならないので、観るときに状況にもよりますが、あまり気分が沈んでいるときに観る映画ではありません。

ギレルモ・デル・トロ作品の中でも爽快さはあまり感じないところではありますが、出演している俳優の面々が揃ってナイトメア感のある雰囲気がある人が多く、この配役は非常にナチュラルに狙っている効果だと思います。

予告編

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