【監督】荒木伸二
【出演】若葉竜也/伊勢谷友介/山下リオ/ジン・デヨン/
【あらすじ】主人公 岩森淳は、溝口という男に恋人の唯を殺されてしまう。溝口に復讐をするために計画をし、殺害をするが、翌朝目覚めると、昨日と同じ状況でループしてしまっていた。
オリジナル脚本として、不可思議な世界を映画にしています
荒木伸二監督は、CMやPVなどを数多く手がけ、2017年に第1回木下グループ新人監督賞の準グランプリを受賞しています。2020年「人数の町」で長編映画監督デビューをしています。
若葉竜也は、2005年「HINOKIO」で映画デビューをし、テレビや映画で活躍をしています。今泉力哉監督作品などに多く出演をしており、2020年は「ワンダーウォール 劇場版」「生きちゃった」「朝が来る」「罪の声」「AWAKE」と多くの映画作品に出演し、今後が期待の俳優です。
伊勢谷友介は、モデルとして活躍後、1999年『ワンダフルライフ』で映画初出演をしています。その後、多数の作品に出演をし、2011年「あしたのジョー」では、力石徹役として大幅な減量もしています。2002年『カクト』では、映画初監督としても活躍をしています。2020年に大麻所持として不祥事を起こしていますが2023年に俳優業に復帰をしています。
物語は、恋人を殺された主人公が、復讐のために犯人を殺すが、翌日目覚めると、昨日と同じ状況となっており、タイムループしてしまっていることになり、ループした日々を繰り返していくストーリーです。
荒木伸二監督は前作、「人数の町」でもオリジナル脚本として、独特の世界を生み出しており、本作もオリジナル脚本として、不可思議な世界を映画にしています。
オリジナル作品の映画化でもあり、監督の作家性が非常に色濃いのですが、使い古された発想を新たな視点で描いているところでもあり、内容がきになるところです。
若葉竜也が主人公ではありますが、トラブルに巻き込まれていくという点では、非常にハマリ役にも思え、相手役の伊勢谷友介もミステリアスなところがあるとは思います。
映像的にも独特な色合いと雰囲気があるので、ちょっと期待したいところです。