【監督】リュック・ベッソン
【出演】ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ/クリストファー・デナム/マリサ・ベレンソン/マイケル・ガーザ/クレメンス・シック/
【あらすじ】主人公はドッグマンと呼ばれる男性。ある夜、1台のトラックを警察が停めると、そこには女装した男性と十数匹の犬がいた。その男は、自らの半生を語り始める
近年のベッソン作品のシナリオは、予定調和的なところもあるので、過度な期待はしないほう
リュック・ベッソン監督は、フランスを代表する監督で、「レオン」「ニキータ」等名作映画を多数製作しています。10作品の監督で引退するといっていましたが、2010年公開の『アデル/ファラオと復活の秘薬』でこれを撤回。2019年現在では、17本の監督作品があります。
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズは、2007年「ノーカントリー」で映画デビューをし、2010年『ラスト・エクソシズム』で非常に高い評価を得ています。その後、多数の作品に出演し、2021年「ニトラム/NITRAM」で、第74回カンヌ国際映画祭男優賞受賞をはじめ、数多くの賞を受賞しています。
物語は、ドッグマンと呼ばれる男が、警察に呼び止められ、反省を語っていくうちに、犬とともに生きてきた彼の人生が壮絶なことであったストーリーです。
リュック・ベッソン監督が、監督と脚本を行っており、2019年「ANNA/アナ」以来、4年ぶりの新作となります。一時期は、子供向けなファンタジー作品を多く作っていましたが、2014年「LUCY/ルーシー」以降、再び、クライム・アクションのような作品を制作しています。
音楽は、エリック・セラが担当しており、初期のリュック・ベッソン作品から音楽を作ってきているので、音楽面に関しては、安心できると思います。
バイオレンス・アクションということではありますが、予告編からは内容が予測しにくいところもあり、物語自体も気になるところですが、近年のベッソン作品のシナリオは、予定調和的なところもあるので、過度な期待はしないほうが良いかもしれません。
もともとリュック・ベッソン監督自体は、フランスで映画を制作しており、フランス時代の映画は良作が多かったのですが、徐々に大衆向けな作品となっていったので、昔の作品のようなキレを再び観せてほしいところです。