【今週公開の新作映画】「市子(2023)」が気になる。

【監督】
【出演】/渡辺大知//倉悠貴/

【あらすじ】主人公 川辺市子は、3年間同棲していた恋人 長谷川義則からプロポーズされるが、忽然と姿を消してしまう。調べるうちに、市子は、違う名前を名乗る人だった事がわかる。

原作は、2015年に発表されている舞台「川辺市子のために」であり、戸田彬弘監督の率いるチーズtheaterの旗揚げ公演作品の作品

戸田彬弘監督は、大学時代より映画製作をはじめ、演劇から活動を始め、独学で映画を制作してきています。2014年『ねこにみかん』で長編映画デビューをし、その後、コンスタントに作品を発表しています。

杉咲花は、子役として芸能界に入り、一時期芸能界を離れるが、中学生になり再び女優を目指、2011年「ドン★キホーテ」でドラマ初出演をし、以降ドラマや映画に出演しています。個人的には非常に表現力がある素晴らしい女優かと思います。

若葉竜也は、2005年「HINOKIO」で映画デビューをし、テレビや映画で活躍をしています。監督作品などに多く出演をしており、2020年は「ワンダーウォール 劇場版」「生きちゃった」「朝が来る」「罪の声」「AWAKE」と多くの映画作品に出演し、今後が期待の俳優です。

物語は、主人公と同棲をしていた男性が、相手にプロポーズをするが、女性は忽然と姿を消してしまう。彼女の過去を調べていくうちに意外な事実がわかっていく。

本作は主人公は、市子となりますが、その壮絶な過去を解き明かしていくストーリーでもあり、過去に何があったのかが本作の最も重要なところかと思います。

戸田彬弘監督作品であり、脚本は、上村奈帆となってます。原作は、2015年に発表されている舞台「川辺市子のために」であり、戸田彬弘監督の率いるチーズtheaterの旗揚げ公演作品の作品でもあります。

戸田彬弘監督にとって思い入れのある作品の映画化かと思います。過去の作品で、絶妙に巧みな演出力で作品を作って来ていることもあり、本作でも、演出力がとても気になるところです。

主演が、杉咲花でもあり、この時点で、演技的には問題はなく、脇役もしっかりと固められているので、充分に興味深く観られる作品かと思われます。

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