【日本映画】「大事なことほど小声でささやく(2022)」★★★☆☆【感想・レビュー】

作品紹介

【監督】
【出演】/田村芽実/峯岸みなみ/
【個人的評価】

【あらすじ】昼間はジムで鍛え、夜は「スナックひばり」を経営している権田鉄雄が主人公。ゴンママとも呼ばれ、個性的なお客の集まる店を中心に人間模様が描かれる。

大事なことほど小声でささやく

大事なことほど小声でささやく

後藤剛範, 深水元基, 遠藤久美子, 田村芽実, 峯岸みなみ, 遠藤健慎, 大橋彰(アキラ100%), 田中要次
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連続テレビドラマとして制作したほうが良いのかもしれないくらい、観やすい作品

横尾初喜監督は、映像の仕事に関わり、2008年に独立、2017年「ゆらり」で映画監督デビューをし、本作が2作目となります。なお、2015年「田沼旅館の奇跡」で知り合った遠藤久美子と結婚しています。

後藤剛範は、2012年「トリハダ -劇場版-」で映画デビューをしています。その他にも、テレビや舞台などにも出演をし、2019年『全裸監督』で注目され活動の幅を広げている俳優です。

原作は、2013年に発表された森沢明夫の小説『大事なことほど小声でささやく』となっています。本作は、その中の「四海良一の蜻蛉」編が主に描かれています。

物語は、主人公 ゴンママが営む「スナックひばり」を中心に、お客やゴンママを含めた人間模様を描いたストーリーです。

序盤から、ゴンママの語りとなり、ジムで鍛えている風景と、夜に店をしている要素が描かれます。音楽がちょっとコントっぽいところもあり、序盤からでは本作の雰囲気がつかみにくいところもあります。

本作はゴンママを中心とした群像劇的なところがあり、多数の登場人物が出てきますが、本作では、四海良一の物語が主となるところではあります。タイトルに地味に四海良一編と書かれてもいます。

よくよく思うと、本作以外にも作品を作れるような内容となっており、ゴンママが中心となる群像劇風に、各キャラクターを深掘りしていく感じなのかと思います。

どちらかといえば、連続テレビドラマとして制作したほうが良いのかもしれないくらい、観やすい作品でもあり、映画としておくのはちょっともったいない気もします。

なお、エンディングの田村芽実「似たものどうし」も良い感じであり、映画をパイロット版として、テレビドラマ化するという流れでも良いのかもしれません。

予告編

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