【監督】ジェームズ・マーク
【出演】サラ・ミティッチ/ジョージ・チョートフ/エヴィー・ロワゼル/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 アイリーンは、イブという娘のいる女性。目覚めると、不思議な部屋に閉じ込められており、そこで、ミッションをこなすことが強いられる。
起承転結をきっちりとまとめているところは観やすい作品
ジェームズ・マーク監督は、TVや映画を中心に活躍する監督で、2018年「皆殺しの掟」2023年「CONTROL コントロール」が代表作です。
サラ・ミティッチは、アメリカの女優で、2010年「Posthuman」で映画デビューをしています。その後様々な作品に出演しています。
物語は、とある不思議な部屋に閉じ込められた主人公が、様々なミッションを繰り返していくうちにとある事実が明らかになっていくシチュエーション型のストーリーです。
序盤から、海岸で意味深なフラッシュバックとともに、とある部屋で目覚めるところから始まります。
いきなりタスクを告げられ、そのミッションをクリアすると気絶するということが何度も繰り返され、この部屋のなんとなくのルールがわかり始めます。
中盤に差し掛かる頃に、主人公のアイリーンにテレキネシスがあることがわかってきます。とはいえ、全容がいまいちわからないので、さらに一つのルールがふえたといった感じとなります。
さらに、拳銃を作るようなミッションが与えられますが、ここで、ちょっとだけ物語の展開に変化が起こり、とあるできことが起こります。
段々と物語の全容と、今までの流れが変わって来ることで、フラッシュバックと周囲の状況がわかり始めます。
以降は、ネタバレとなっていくので実際にみたほうがよいのですが、本作は、CUBEなどのシチュエーションスリラーの好きな人におすすめとなります。
中盤過ぎに、アイリーン自体が覚醒するわけですが、本作の設定の大筋はまだ見えてきません。
伏線が要所要所に散りばめられていますが、なんのために行われているのかや、どういう仕組なのかは完全には説明されず、展開されていきます。
シチュエーション限定のスリラーとしては、ある程度、秘密を小出しにしていき、起承転結をきっちりとまとめているところは観やすい作品です。