【日本映画】「耳をすませば〔2022〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【原作】
【出演】/松坂桃李//中川翼/荒木飛羽//音尾琢真/松本まりか/中田圭祐/小林隆//田中圭/近藤正臣/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 月島雫は読書好きの女性。中学時代に図書カードの名前をよく見かけていた天沢聖司と出会い、徐々に気持ちが近づいていく中、中学卒業後、夢を叶えるためイタリアへ渡る。その10年後に再会を誓い、1999年、日本とイタリアの遠距離恋愛をしていた2人を描く。

アニメ版を知っている以上、「カントリー・ロード」を聴きたかったところはあります。

・平川雄一朗監督は、テレビ制作の演出に関わり、2003年『Stand Up!!』で初演出をし、2007年『そのときは彼によろしく』で初映画監督としてデビューしています。
・清野菜名は、ファッション雑誌『ピチレモン』の第15回ピチモオーディションでグランプリ・ペンティーズ賞を受賞し、モデルとして活動を始めます。その後、2012年「映画 桜蘭高校ホスト部」で映画デビューをし、2015年『東京無国籍少女』で初主演をしています。アクションを得意としていながらも、演技派として活動を始め、女優としての幅を広げています。2020年にと結婚をしています。
・松坂桃李は、2008年にオーディションでグランプリを受賞し、『FINEBOYS』専属モデルで芸能活動、その後、2009年『侍戦隊シンケンジャー』でテレビドラマ初主演をし、多数のテレビや映画に出演しています。
・物語は、読書好きの主人公が、中学時代に出会った少年と惹かれ合いながら、夢を叶えるために日本とイタリアで遠距離恋愛をし、それから10年経過した姿を描いたストーリーです。
・序盤から、アニメ版のラストシーンの実写にしているシーンから始まります。
・聖司は外国で、雫は日本で生活をしており、そこから過去の回想をしながら、物語が描かれます。
・このあたりは、アニメ版を知らなくてもわかるように過去のシーンを挟み込んでいるかと思います。
・とはいえ、過去と現在のザッピングで描かれていくところがあり、やはり、アニメ版を見ていることが前提となります。
・「雫は変わらないなぁ」
・アニメ版で使われていた曲「カントリー・ロード」は使われず、代わりに「翼をください」がキーとなっています。
・でもやっぱり、アニメ版を知っている以上、「カントリー・ロード」を聴きたかったところはあります。
・実写版にしたことで、アニメ版であるからこそ描いていても恥ずかしさが半減するところを、逆にさらにどストレートで恥ずかしいような印象もあり、実写化の意義にはちょっと疑問を持ちます。
・アニメ版のさらに先を描いているところは、ファンには嬉しいと思えるところはあるのかもしれませんが、アニメ版のあのエンディングの続きを見たかったのかと言われると、やはり「観た人の想像に任せる余韻」があるほうが良かったのかもしれません。

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