【日本映画】「M/村西とおる狂熱の日々〔2019〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/本橋信宏/玉袋筋太郎/西原理恵子/高須克弥/松原隆一郎/宮台真司//卑弥呼/桜樹ルイ/乃木真梨子/野坂なつみ/沙羅樹/松坂季実子/黒木香/
【個人的評価】

【あらすじ】AVの帝王と呼ばれた村西とおるの世界初の4時間超のVシネマ「北の国から 愛の旅路」とヘアヌードビデオの撮影を行っったメイキングとドキュメンタリーを収録した作品。

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村西とおる, 本橋信宏, 玉袋筋太郎, 西原理恵子, 高須克弥
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1990年代のAVの撮影ドキュメンタリーとなり、ドラマ性はありませんので、観ていて苦痛な点も

・片嶋一貴監督は、1995年『クレイジー・コップ 捜査はせん!』で映画監督デビューをし、プロデューサー業も1997年頃から行っています。2011年「アジアの純真」でロッテルダム国際映画祭で上映されたりと、映画業界に貢献している監督です。

・村西とおるは、1970年代後半頃にゲーム機の設置・販売を行い、その後新宿歌舞伎町でビニ本を見たことで、北大神田書店でほんの制作に携わり、会長職にまでなります。1984年に猥褻図画販売容疑で指名手配逮捕されています。保釈後ににAV監督として活躍をし、一時代のトレンドともなりますが、1986年職業安定法・児童福祉法違反容疑で逮捕となり、その後も何度か逮捕をされながらもAVの制作を行っています。クリスタル映像を離れ、ダイヤモンド映像で制作を続けますが、時代の流れにより1992年に約50億円の負債を抱え倒産しています。2007年からはニューシネマジャパンで過去作品を販売し、2013年には夫妻を完済しているとのことです。2019年には『全裸監督』としてドラマ化もされ、話題性に欠かない監督です。

・物語は、ドキュメンタリーとなっており、作品の制作メイキングとインタビューを絡めた作品となっています。

・「北の国から 愛の旅路」は観たことがありませんが、あまり観たい気はしません。

・1996年の北海道で撮影を進めたメイキングを収録しており、独特な作家性と当時の寛容な時代感があるように思います。

・あくまで、15年以上も前の映像のメイキングであり、また、ゲリラ的な撮影風景でもあるので、映像的にはほぼ当時の雰囲気が感じられるのかと思います。

・終盤の撮影時の事故にはメイキングだとしても、なかなか世に出せないところはあるかと思います。

・「人生にどんでん返しはあるぞ」

・とは思いますが、メイキングを含めたドキュメンタリーを見る限り、取り上げる時期によっては、解釈が大いに変わってしまう印象があります。

・「人生 死んでしまいたいときには 下をみろ おれがいる」

・なんとなくこう言われると格好良いとしか言いようがありません。

・あくまで、1990年代のAVの撮影ドキュメンタリーとなり、ドラマ性はありませんので、観ていて苦痛な点もあります。

https://www.youtube.com/watch?v=bCQKhopjNqw
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