【洋画】「マザーレス・ブルックリン〔2020〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】エドワード・ノートン//チェリー・ジョーンズ/
【個人的評価】

【あらすじ】1950年代のニューヨークが舞台。主人公 ライオネル・エスログは驚異的な記憶力を持つ私立探偵。唯一の友人でもあるボスのフランク・ミナが殺害されたことで、街の闇の世界へと踏み込んでいく。

マザーレス・ブルックリン (字幕/吹替)

記憶力が抜群に良いという設定は多少ズルい気も

・エドワード・ノートン監督は、イェール大学で天文学と歴史と日本語を学ぶも、ニューヨークで俳優を目指し、一時期日本で生活していたこともあります。1996年『真実の行方』で俳優デビューをし、ゴールデングローブ賞 助演男優賞を受賞しています。その後、1998年『アメリカンヒストリーX』でも評価され、着実なキャリアを積んでいます。2000年『僕たちのアナ・バナナ』で監督デビューをし、俳優と映画監督と器用さのある人です。

・ジョナサン・レセムが1999年に発表した小説『マザーレス・ブルックリン』が原作となっています。

・序盤から、とある取引の見張り役として張り込みをし、そこから、取引現場から連れされる仲間を追いかけて救出を使用としますが、この一連の流れはとてもツカミが良く、本作の世界観に引き込まれます。

・主人公は、サヴァン症候群かのような記憶力があり、言動にも多少普通とは違い、これも、登場人物を巧妙に説明しているところになります。

・探偵ものではありますが、ちょっと違ったテイストあり、特に主人公の独り言がついつい出るところは、普通の作品とちょっと異なる印象があります。

・主人公自体に癖がありすぎるので、他のキャラクターがいまいち引き立ってないような気もしますが、そのために、著名な俳優が登場しています。

・音楽も演出も心地よい作品ではありますが、物語的に淡々としているところもあり、しっかりとのめり込めればよいのですが、144分という長さがあるので、片手間で観ないほうが良いです。

・「チャイナタウン」や「ロング・グッドバイ」のような雰囲気があり、このような探偵ものが好みの人にはおすすめできる作品です。

・探偵モノと言っても、意外と様々な作品がある中で、骨太な物語とエドワード・ノートンのスマートな体型と知的な演技力で、絶妙なアンバランス感が本作を魅力あるものにしているようにも思えます。

・記憶力が抜群に良いという設定は多少ズルい気もします・・・。

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2 COMMENTS

rokukajo

はい。
多少、好みが分かれる作品かもしれません。個人的には好きな作品ですが、まずは、エドワード・ノートンの芸達者なところを注目です。

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