【監督】園子温
【出演】ニコラス・ケイジ/ソフィア・ブテラ/ビル・モーズリー/ニック・カサヴェテス
【あらすじ】主人公 ヒーローは、プロの犯罪者。ある日、銀行強盗に失敗し、裏社会を牛耳るガバナーに失敗の責任として、バーニスという女性を連れ戻すように命令される。彼女を探すうちに「ゴーストランド」というう街にたどり着く。
作品の完成度の振れ幅が広く、独特すぎる演出と予測できないストーリー展開は、本作でも垣間見られるのかと思います
・園子温監督は、詩人としてデビューをし、「ジーパンをはいた朔太郎」と称されるようになる。漫画家を志望していたが、作品がボツになったために、8mm映画を撮り始め、1986年『俺は園子温だ!』でぴあフィルムフェスティバル入選し、映画監督としてデビューしています。その後、『自転車吐息』『部屋』『桂子ですけど』などを制作し、2001年『自殺サークル』で話題となり、2008年『愛のむきだし』では、第59回ベルリン映画祭 に出品されています。2011年『冷たい熱帯魚』、2012年『ヒミズ』など様々な賞を受賞する作品を輩出しています。独特な表現力のある監督です。
・ニコラス・ケイジは、叔父にフランシス・フォード・コッポラを持ち、1981年『初体験/リッジモント・ハイ』で映画デビューをしています。1995年『リービング・ラスベガス』でアカデミー主演男優賞を受賞し、超大作から芸術作品まで、さまざまな作品に出演している一癖も二癖もある独特な名優です。
・園子温監督がニコラス・ケイジを主演に迎えて描いたハリウッドデビュー作となります。
・物語は、裏社会で生きる主人公が、とある仕事で失敗をし、その代償として、裏社会を牛耳るボスにとある女性を連れ戻してくるように依頼され「ゴーストランド」という街にたどり着くストーリーです。
・本作はロサンゼルスで撮影された作品です。
・マカロニウェスタン、チャンバラ、SFなどなどのジャンルを飛び越えた破天荒な印象のある作品です。
・予告編を見てもさっぱりわからないのですが、『愛のむきだし』でも、予測のつかない展開で描かれた作品でもあり、本作も、その片鱗があるような気もします。
・作品の完成度の振れ幅が広く、独特すぎる演出と予測できないストーリー展開は、本作でも垣間見られるのかと思います。