【日本映画】「40万分の1〔2018〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/菊池修司//鈴木祐真/津村和幸/元田牧子/米山穂香/結城貴史/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 徹は、奥手な大学生。就活を前にして、彼女の真美に振られてしまう。真美の新しい彼氏に対抗し、就職志望を、業界トップの広告代理店というが、実は何一つ就活の準備はしていなかった。

40万分の1

就職をテーマにしたサクセスハウトゥ物ではありますが、そこそこテンポ良く観られます

・井上博貴監督は、フリーの助監督として様々な監督に師事し、2009年「パニック4ROOMS」で映画監督デビューをしています。

・副島和樹は、2016年「第29回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で審査員特別賞を受賞し、芸能活動を開始しています。2019年「40万分の1」で映画初出演・初主演をしています。

・立石晴香は、2007年「ニコラ」の専属モデルとして活動し、2007年「闇の門」で舞台デビューをしています。一時期芸能活動を引退していましたが、2016年『動物戦隊ジュウオウジャー』より、再び芸能活動を行っています。

・本作は、クラウドファンディングMAKUAKEで先行上映イベント等を行い、支援者を募っていました。

・物語は、就職活動を通じて、奥手だった主人公が徐々に知見を広げ成長していくストーリーです。

・主人公は、彼女に振られたことで、元カノから新しい彼氏を紹介されますが、対抗意識から無理な就職活動を公言してしまいます。

・そのため、恋愛物語をベースに就活ハウトゥ的な展開となってきます。

・先輩のOB訪問の際に、山口花梨が登場してきますが、これはこれで無意識に着ている服なのかどうかでかなり印象が変わってきます。

・やはり、縦ニットの服をそのまま着られてしまうとモヤモヤしてしまうのは仕方なく童貞殺し的な印象があります。

・童貞という要素も出てきますが、この要素と連動したところかかと思われ、かと言って童貞から脱却できるわけではないので、さらにモヤモヤします。

・むしろ、終盤の山口花梨のこの演出からの引き続きで行くと、志望会社に採用となれば、多分チャンスがあるようなぁという余白が残されており、就活にも張り合いが出る要素なのかもしれません。

・就活の延長から、自らの言動を見直すために演劇を始めるわけですが、この流れはいまいち飲み込みにくく、本筋の流れを考えるとどうも異色感があります。

・そんなこんなで、そもそも徹自体のオドオド感がいつまで経っても抜けないところは、演技なのか、役者としての演技が下手なのかはよくわかりません。

・むしろ、広告代理店の伝説のOBの先輩の方は観ていてテンポが良いので、このキャラクターは良い感じです。

・演劇部分を除くと、就職ハウトゥものとして楽しく観られるのですが、本編での演劇を始める点も、学生時代に何かを培うことと、就活の際に印象良く振る舞うと言う、2つのことを網羅しているようにも見えてきます。

・思えば、就職氷河期と言われてもう何十年と経ちますが、就職活動と言う新卒採用と言うのももう時代遅れなようにも思える点があり、むしろインターンシップなどの要素もあってよかったのかとも思います。

・就職をテーマにしたサクセスハウトゥ物ではありますが、そこそこテンポ良く観られます。

40万分の1

 

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  • 発売日: 2019/08/02
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