【日本映画】「真実〔2019〕」を観ての感想・レビュー

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【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】フランスの国民的大女優ファビエンヌが自伝本「真実」を出版し、それを祝うためにアメリカに暮らす娘 リュミールがフランスに来る。しかし、自伝本にかかれている内容は、事実ではないエピソードがあり、リュミールは不審に思うが、そこにはもう一つの真実があった。

真実(字幕/吹替)

やはり日本語での物語の語られ方のほうが、ちょっとしたニュアンスも通じるので、言語の壁はなかなか厚いものかもしれません

・是枝裕和監督は、ドキュメンタリー番組を手がけ、「幻の光」で監督デビューをし、第52回ヴェネチア映画祭でオゼッラ賞を受賞しています。ドキュメンタリーの手法を取り入れつつ、計算され尽くした作品を数多く輩出する卓越した演出力のある監督です。

・是枝裕和監督としては、初の国際共同製作作品となります。

・カトリーヌ・ドヌーヴは、10代の頃から映画に出演し始め、1964年『シェルブールの雨傘』のヒットで注目されます。1992年『インドシナ』で米国アカデミー賞主演女優賞にノミネート、1998年の『ヴァンドーム広場』でヴェネツィア国際映画祭 女優賞を受賞しています。マルチェロ・マストロヤンニとの間に娘がいますが、マルチェロ・マストロヤンニとは諸事情で婚姻関係はありません。

・ジュリエット・ビノシュは、1983年「Liberty Bell」で映画初出演をし、1985年『ランデヴー』で初主演をします。その後、『汚れた血』『存在の耐えられない軽さ』『ポンヌフの恋人』と話題作に出演し、1996年『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー助演女優賞を受賞しています。1993年『トリコロール/青の愛』でヴェネツィア国際映画祭 女優賞とセザール賞主演女優賞を受賞し、2010年『トスカーナの贋作』で第63回カンヌ国際映画祭の女優賞しており、世界三大映画祭で女優賞を受賞している女優でもあります。

・やはり、20代の頃のジュリエット・ビノシュはとても美しくもありますが、女優としての役作りとして、浮浪者や悲劇の女性を演じることが多く、多少もったいないような気もします。

・第76回ヴェネツィア国際映画祭でオープニング作品に選出されています。

・物語は、フランスに住む大女優の自伝書が出版されたことで、祝いのためにフランスに戻った娘であったが、その内容には、事実と異なる内容が書かれており、母と娘の間にある真実が明らかになっていくストーリーです。

・日本とフランスの共同制作となっていますが、きちんと、日本語吹き替えが用意されており、今回は日本語吹き替えで鑑賞しました。

・さすがに、ジュリエット・ビノシュの吹き替えの声が若すぎるのかなぁと思いますが、本作では、ヒロインに近いところでもあるので、魅力のあるところにしても良いのでしょう。

・フランスを代表する2人の女優が共演し、監督が是枝裕和というところで、豪華なところがありますが、フランスを舞台とした物語でもあり、今までの是枝裕和作品とは一風雰囲気が異なってきます。

・序盤は、ファビエンヌの自伝出版に際してのインタビューから始まります。

・その最中から、娘のリュミールが家族と共に帰ってくることで物語が動き始めます。

・自伝の内容と事実に異なる点があり、その部分でリュミールとファビエンヌの間でのすれ違いが起こっていきます。

・とはいえ、そこが物語の重要なところではなく、家族とのつながりを描いた作品でもあります。

・ファビエンヌの横柄な点は多少気になりますが、こういうキャラクターのある大女優でもあるので、仕方のないところです。むしろそれが味にもなっています。

・同じイニシャルの有名人を上げるときにブリジット・バルドーを出すときの反応には、ちょっと注目です。ドヌーヴが1961年から交際をしていたロジェ・ヴァディム監督は、ブリジット・バルドーの元カレです。

・登場人物の全員が外国人でもありますが、やっていることは、日本映画で培った是枝テイストでもあり、大きな物語の起伏は薄いですが、これもまた是枝作品と言えます。

・とはいえ、やはり日本語での物語の語られ方のほうが、ちょっとしたニュアンスも通じるので、言語の壁はなかなか厚いものかもしれません。

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