作品紹介
【監督】片山慎三
【出演】成田凌/中村映里子/森田剛/足立智充/中西柚貴/松浦祐也/梁秩誠/李沐薫/伊島空/李杏/竹中直人/
【あらすじ】主人公 義男は、売れない漫画家の男性。自称小説家といっしょにアパートの大家に頼まれて引っ越しの手伝いに駆り出される。
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ちょっと気楽に観るような作品ではないので、ある程度準備してから観るとよいです
片山慎三監督は、助監督経験を経て、2019年「岬の兄妹」で長編映画監督デビューをしています。ポン・ジュノ監督の作風に感銘を受けており、『岬の兄妹』や『そこにいた男』はその影響のある作品となっています。骨太な感じの作品感があり、今後の期待ができる監督です。
成田凌は、『MEN’S NON-NO』のモデルとして活躍以後、TVや映画でも出演するようになり、若手として着実なキャリアを積んでいます。
物語は、売れない漫画家がとあることをきっかけに小説家と謎の女性と出会い奇妙な共同生活をしていくストーリーです。
義男を成田凌、福子を中村映里子、伊守を森田剛が演じており、なかなか濃いメンツではあります。
片山慎三監督の作風は、万人受けをするような作品が少ないので、観る人を選んでしまうところはありますが、原作がつげ義春の作品でもあり、そこは、お察しするところでもあります。
R15+指定の作品でもあり、その点でも、一般向けではありませんが、作品のメッセージ性としては、つげ義春の作品が好みの人には向いていると思います。
作品自体は、台湾中部の嘉義市で撮影されており、ほぼ全編台湾ロケとなっています。
132分の内容でもあり、ちょっと気楽に観るような作品ではないので、ある程度準備してから観るとよいです。