展開がわかっているのに、何度見ても心揺さぶられる物語がある。人にはそれぞれ感性が異なるのに、多くの人の心を掴んで離さないストーリーがある。些細な表現なのに特別な意味に捉えてしまえる演出がある。そんな素晴らしいことが映画では起こってしまう。そんな5作品の紹介。
【映画】「ロープ 戦場の生命線〔2018〕」
【監督】フェルナンド・レオン・デ・アラノア
【出演】 ベニチオ・デル・トロ/ティム・ロビンス/オルガ・キュリレンコ/メラニー・ティエリー
【個人的評価】★★★★★
【ポイント】ロープを探すだけが主軸の物語ですが、紛争地域における困難な状況がよくよくわかる物語。まさしく生き抜くために知恵が必要であるとはこのこと。
サブスクで観る
【映画】「FOCUS〔1996〕」
【監督】井坂聡
【出演】浅野忠信/白井晃/海野けいこ/佐野哲郎
【個人的評価】★★★★★
【ポイント】ドキュメンタリーっぽいながらも、ドキュメンタリーではない創作。中盤以降の展開が読めなくなってくる壊れ方が素晴らしい。
【映画】「エレファント〔2004〕」
【監督】ガス・ヴァン・サント
【出演】 ジョン・ロビンソン/アレックス・フロスト
【個人的評価】★★★★★
【ポイント】どうやって撮ったのかよくわからない映画ながら、その撮影手法にとどまらず、その状況を多角的に観たときにぼんやりと浮かび上がるテーマが秀逸
【映画】「遊びの時間は終わらない〔1991〕」
【監督】萩庭貞明
【出演】本木雅弘/石橋蓮司/西川忠志/伊藤真美/原田大二郎/斎藤晴彦/萩原流行
【個人的評価】★★★★☆
【ポイント】先が読めないと言う点と、終わってほしくないという気持ちが混じり、犯人役を応援したくなってしまうのはわかります。
【映画】「ノー・エスケープ 自由への国境〔2015〕」
【監督】ホナス・キュアロン
【出演】ガエル・ガルシア・ベルナル/ジェフリー・ディーン・モーガンサム/アロンドラ・イダルゴ
【個人的評価】★★★★☆
【ポイント】国境を走破するだけの物語ですが、それだけの単純な物語だけに、のめりこめる。有名役者も特にいないからこそ、どういう展開になるかも読みづらい。