【洋画】「ジュラシックパーク〔1993〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】遺伝子操作により古代の恐竜を蘇らせることに成功し、恐竜たちを孤島で飼い慣らし、テーマパークを作ったが、トラブルのために恐竜が暴れ出してしまうというパニック映画。

ジュラシック・パーク (字幕/吹替)

パニック映画が得意なスピルバーグ監督だけに上質な内容と演出力で、満足度の高い作品

監督は、「激突」で映画監督デビューをして以来、エンタテイメントとドラマと幅広い作風で映画を制作しています。

・特にエンタテイメント性の高い作品を作ることが得意で、インディジョーンズやジョーズ等娯楽作品の完成度の高さには、匹敵する監督は居ないようにも思えます。

・物語は、マイケルクライトンの原作小説。

・主人公は、サムニールが演じており、続く3作品の主人公となっています。

・物語は、パーク内でトラブルに遭い、恐竜たちに襲われながらも、パークから脱出するという筋書きです。

・冒頭では、この島における生態系を明確にしており、作られた古代の恐竜の国として厳密な管理と運営がされていることが描かれます。

・しかしながら、T-REXがパークの指定区域外に出てしまったということで、パニックとなります。

・ジャングルリバーライドはユニバーサルスタジオののアトラクションである「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」として再現されています。

・雨の降る闇夜で、Tレックスがツアーバスに忍び寄るところはさすがの演出です。

・巨大なものが動いた振動で、水溜りの水に波紋が浮かぶという細かい演出が徐々に恐怖感のボルテージを上げていく感じで、導入からしてすごいです。

・バスの窓ガラスからT-レックスの顔が見えるところも、ガラス一枚を隔てての恐怖感の演出が非常に地味ながらも巧く、恐怖感や緊張感とはこういうことだということがとてもよくわかります。

・特に崖から落下しそうになっているバスを舞台にした脱出劇は、さすがスピルバーグと言える演出の細かいところがあり、崖下が窓ガラスの下に見え、ケーブルで吊らされたバスが落ちそうでもありながらもさらにそのフロントガラスも割れてしまえば、崖下に転落という、絶体絶命感は素晴らしいです。

・その後、徒歩でパーク脱出を始めますが、やはり恐竜が登場します。

・草食恐竜は、おとなしいところもあり、楽しいひと時なところもありますが、やはり肉食恐竜が現れ、騒動が起きます。

・ヴェロキラプトルという小型肉食恐竜も現れ、小型で俊敏なので、コレも恐怖感があります。

・小型とはいえ、馬くらいの大きさがあるので、このサイズ感ですら、まともに襲われれば、助かる見込みもないところです。

・終盤、脱出できるような場所までたどり着けますが、当然たやすく逃げられもしないので、ラストの緊張感の盛り上げ方も上手いです。

・多数の恐竜が出てくるので、架空の生き物のCGではありますが、CG技術がすでに完成されているほどのリアル感があり、架空の生き物を描くという点では、素晴らしく効果的なCGとなります。

・パニック映画が得意なスピルバーグ監督だけに上質な内容と演出力で、満足度の高い作品です。

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