【あらすじ】秘密を持たないとの暗黙の了解のある家族の各々の秘密。
とりあえずギリギリくる緊迫感はあまり体験したくない
・「たったひとつだけ、私は家族に隠していることがある」がキャッチコピー
・2006年のベスト映画。が、いろんな意味も込めたベスト。
・なんせ監督が覚せい剤所持で逮捕ですから。しかしその逮捕における裁判所での話が泣ける。
・掟破りですが、上記HPの文章を抜粋します。
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検察官「仕事や家庭の悩みもあって続けたようだけど、
あなたの携帯(電話)の画像を見ると、
あなたの子供の写真がたくさんありましたね。薬物なんかじゃなく、
それで十分に心をなごませてくれるものだったんじゃないの?」
被告人「はい…」
検察官「反省してますか?」
被告人「はい。過去の作品まで、覚せい剤をやった監督の映画と言われるのが悔しいし、
見てくれた人たちに申し訳ないです。
私には、作品という『子供』がいるんで」
自業自得とは言え、すべての映画にそんなレッテル貼られるのは、悲しいだろうなぁ。
そして検察官は、懲役2年を求刑。その数秒後
裁判官「では、判決を下します」
と、即日判決です。
「映画監督はなりたくてもなれない人がたくさんいると思います。
あなたは選ばれた人だ。もったいない、再生しないと」
と付け加え、判決は懲役2年執行猶予3年でした。
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・とりあえずギリギリくる緊迫感はあまり体験したくないが、興味深い。
・いろいろなメタファーが緻密に込められているのも好きだ。
・ラストの黒服に花なんか特に意味深だ。
・最後のUAの「この坂道の途中で」という曲も素晴らしい。