【今週公開の新作映画】『バッド・ルーテナント:トウキョウ』2026年10月23日公開情報と私感

作品紹介

【監督】三池崇史
【脚本】天願大介
【出演】小栗旬/リリー・ジェームズ/間宮祥太朗/リヴ・モーガン/野村周平/西野七瀬/向里祐香/岩田剛典/渡邊圭祐/中野英雄/村上淳/國村隼/舘ひろし
【あらすじ】主人公 矢吹恭二は、新宿・歌舞伎町で生きる刑事。ドラッグやギャンブルに溺れ、ヤクザから命を狙われるなど、警察内部でも悪い噂が絶えない人物。そんな彼が借金に追われる中、ヤクザを狙った連続猟奇殺人事件が発生する。捜査を進める矢吹の前に、行方不明となった次期アメリカ大統領の娘を捜索するために来日したFBI捜査官グエンが現れる。

公式サイト

正義と悪の境界線がどのように描かれるのか

三池崇史監督は、今村昌平の私塾で映画を学ぶが、大師匠の大庭秀雄が最初の授業で書いた「脚本とは芸術である」を聞き挫折し、アルバイトに明け暮れるが、先輩から頼まれて助監督を務めるようになり、今村昌平、恩地日出夫、野田幸男、西村潔、井上梅次、舛田利雄、村川透らの現場に就いた後、1991年『突風!ミニパト隊』で監督デビューをしています。ジャンルが幅広く、短期間で多作であり、それでもなお、独特のスタイルがあったために、クエンティン・タランティーノを始めとした海外の監督に評価され、ジャンルを問わず「仕事は来たもん順で受ける」「映像化可能であれば、まず何でもやってみる」という作家性のある監督です。

小栗旬は、小学校6年のときにオーデディションに合格し、役者としてのキャリアを開始しています。1998年『GTO』でテレビドラマに初出演し、その後、舞台やテレビで活躍をし始めます。主演作『キサラギ』『クローズZERO』のヒットで評価され、数多くの作品で印象ある役どころを努めています。

リリー・ジェームズは、2010年TVシリーズ『Just William』で女優デビューをしており、2012年『タイタンの逆襲』で長編映画に初出演しています。2013年『シンデレラ』の主役に抜擢され、その後、2016年「偽りの忠誠 ナチスが愛した女」での体当たり演技も注目され、2019年「イエスタデイ」でも魅力的なヒロインを演じています。

物語は、悪い噂の絶えない警官である主人公が、とある連続猟奇殺人事件に関わり、アメリカから来日したFBI捜査官に出会い、事件を調べていくストーリーです。

本作は、1992年のアメリカ映画『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』をもとに、舞台を東京に移して再構築したサスペンスアクションとなっています。

物語の中心となるのは、新宿・歌舞伎町の裏社会。連続猟奇殺人事件と、次期アメリカ大統領の娘の失踪事件という、異なる事件が次第に絡み合っていきます。複数の事件が交錯する作品では、それぞれの謎を追う面白さだけでなく、登場人物たちがどのような事情を抱え、何を目的に行動しているのかも重要になってきます。

特に、主人公の矢吹が単純な正義の味方ではないという点で、本来、犯罪を取り締まる立場にある刑事でありながら、本人も問題を抱え、裏社会とのつながりを持っており、そんな人物がFBI捜査官と組むことで変化が起こっていきます。

作品の刺激的な部分だけでなく、主人公がどのような選択をするのか、正義と悪の境界線がどのように描かれるのかがポイントとなるような作品です。

予告編

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