作品紹介
【監督】松居大悟
【出演】菅田将暉/野村周平/吉沢亮/岡本杏理/山本美月/太賀/角田晃広/東迎昂史郎/栗原類/上間美緒/三浦透子/山谷花純/白鳥久美子/高月彩良/小池唯/奥野瑛太/佐藤二朗/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 タダクニ、ヒデノリ、ヨシタケの3人は男子校に通う高校生。ある日、文化祭で女子校と共同開催するということになる。
色々と共感できる作品
松居大悟監督は、過去に「アズミ・ハルコは行方不明」をはじめ数作の 映画を監督していますが、個人的には、「自分の事ばかりで情けなくなるよ」の作風に興味を持ち、以降作品を見続けています。
菅田将暉は、モデルのオーディションで選ばれた後、2009年「仮面ライダーW」で、初出演初主演をしています。その後は多くの話題作に出演しています。
野村周平は、2009年「THE PUSH!マン〜あなたの周りのイケてる子募集〜」でグランプリを獲得し、アミューズに所属しています。2011年「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」で映画デビューをし、2014年「クジラのいた夏」で初主演をしています。以降、テレビドラマや映画で活躍をしています。
吉沢亮は、2009年『アミューズ全国オーディション2009 THE PUSH!マン』でRight-on賞を受賞し芸能界入りをしています。2011年『仮面ライダーフォーゼ』で、2号ライダーを演じ、2013年にはテレビドラマ『ぶっせん』で初主演しています。映画やテレビと幅広い活躍をしている俳優です。
物語は、男子校に通う主人公らの高校生は、ある日、文化祭で女子校と共同開催する事となり、異性に対して意識をしていくストーリーです。
序盤から、タダクニ、ヒデノリ、ヨシタケの3人が部屋で他愛のない話をしているところから始まり、タイトルとなります。
そこから、学校のテストのシーンとなります。村松先生の口癖が独特で、語尾に「ぬ」をつける話し方ですが、佐藤二朗が演じているところもあり、コメディ要素としてのエッセンスがあります。
男子校という場所に急に女子高生が入ってきて文化祭が女子と合同で行われることになります。
本作は原作が山内泰延のコミックであり、2012年に全7巻で完結をしています。
高校生のあるある的なところでもあり、女子高生やアイドルなど思春期の男子高校生のバカなところが本作の笑い所にもなります。
「ただ腰に布巻いているだけなんだよ」
単にスカートに疑問を持ったりと、他愛のないところでもありますが、確かにスカートは腰に布を巻いているだけなので、疑問に思うのも無理はないです。
スカートがどういうものか3人で履いてみることで何かを理解しようとしますが、妹のスカート履いているところを妹に見られ、ビンタしたあとのポスターの剥がれっぷりは神がかったタイミングに思います。
「本当にすまないと思ってる。」
この一言だけでとても笑えるかで、本作が楽しめるのかがわかります。
「女子意味ワカンネェ」
文化祭の準備で色々なことが起こるのですが、ゴミを捨てにゴミ捨て場に行くだけの流れで、これだけなんとも言えない空気感が出てくるところは、学生時代あるあるでもあります。
「やべ、これもうちょっと直さなきゃいけないから、俺、残るわ」
「つうか、ここの安全管理どうなってんの」
とにかく荒削り感のあるような感じもありますが、高校生という時期にはこういうことで、わからないことや理解できないことに素朴に発想をしていくところは、色々と共感できる作品ではあります。
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