作品紹介
【監督】吉野耕平
【出演】大沢たかお/上戸彩/津田健次郎/中村蒼/松岡広大/前原滉/渡邊圭祐/風吹ジュン/岡本多緒/酒向芳/夏川結衣/笹野高史/江口洋介/
【あらすじ】主人公 海江田四郎は、日本政府が極秘に開発をした高性能原子力潜水艦を奪い、独立国「やまと」を建国する。国連総会に出席をするために、ニューヨークに向かうが、ベーリング海峡にはアメリカ軍の潜水艦が待ち構えていた。
公式サイト
「北極海大海戦」と「やまと選挙」が中心のストーリーであり
吉野耕平監督は、CMやプロモーションビデオを制作し、2012年と2019年に「日本の映像作家100人」に選出されています。その後、2016年『君の名は。』で、回想パートCGと空間デザインを担当しています。2020年「水曜日が消えた」で長編映画監督デビューをしています。
大沢たかおは、1987年に大学在学中にモデルとしてスカウトされ、1992年より俳優に転向し、『君といた夏』『星の金貨』と話題作に出演し、人気の俳優となります。その後、映画やドラマで活躍をしていますが、2016年より2年間ほど俳優を休業していますが、理由は、『頑張っても頑張ってもドキドキしなくなった』事が原因らしいです。その後の俳優復帰作が本作となります。
物語は、日本政府が極秘に開発をした原子力潜水艦を奪った主人公が、独立国 やまとを宣言し、世界に対して挑んでいくストーリーです。
本作は、1988年より連載を開始した漫画「沈黙の艦隊」の実写映画であり、すでに映画を1作と配信ドラマとして描かれています。
原作はアニメ化もされており、累計発行部数が3200万部のコミックで創作マンガながらも非常に濃密ながらもわかりやすいストーリーで高い人気のある作品です。
政治や国家間の関係を描いた作品でありながら、非常にわかりやすく、かつ、潜水艦という特殊な舞台を非常にわかりやすく描いており、よくできた作品でもあります。
本作のプロデューサーには、大沢たかおが参加しており、主演とプロデューサーを兼任しています。
今回の映画版は、「北極海大海戦」と「やまと選挙」が中心のストーリーであり、沈黙の艦隊のコミックでは、全32巻のうち12〜16巻あたりの内容を描いています。
今後も「沈黙の艦隊」シリーズは実写映画が作られると思われ、配信作品か映画版で、完結まで描かれるのかと思います。
本作だけでも楽しめる内容にできていると思いますが、登場人物の関係性を理解した上で本作を観るのが良いです。
なお、キャスティング的に今回は、玉木宏演じる深町艦長は登場しないのかと思います。