作品紹介
【監督】山田敏久
【出演】竹野内豊/玉木宏/奥平大兼/當真あみ/田中麗奈/中井貴一/
【あらすじ】太平洋戦争下が舞台。実在した駆逐艦「雪風」の史実を描いた作品
公式サイト
一味違う戦争映画に思います
山田敏久監督は、様々な作品の助監督してキャリアを積み、2025年「雪風 YUKIKAZE」で監督デビューをしています。
竹野内豊は、1989年『MEN’S NON-NO』のモデルでグランプリを獲得し、芸能界デビューをしています。1994年『ボクの就職』でテレビドラマデビューをし、『星の金貨』『ロングバケーション』などで人気となり、1997年『ビーチボーイズ』で高い人気となっています。2001年「冷静と情熱のあいだ」で映画デビューをし、その後もコンスタントに映画やテレビドラマで活躍しています。主演も脇役もこなせる器用なところがあります。
玉木宏は、1998年『せつない』で テレビドラマデビューをしています。その後、2000年「クリスマス・イヴ」で映画初出演をし、2001年『ウォーターボーイズ』で注目され、2003年連続テレビ小説『こころ』で花火職人役として人気となります。以降、「雨鱒の川」「のだめカンタービレ」など、様々な作品に出演し、テレビや映画、CMなど、幅広く活躍しています。なお、2018年に木南晴夏と結婚をしています。
物語は、太平洋戦争のさなか、実在した駆逐艦「雪風」が、魚雷で敵と戦い、必ず任務を成し遂げて来たことを描いたストーリーです。
太平洋戦争は、1941年から1945年まで続いた戦争で、第二次世界大戦の局面でもあります。太平洋戦争では戦艦が活躍したようなイメージがありますが、実際には、戦艦・巡洋戦艦は11隻、航空母艦は8隻、駆逐艦は129隻と規模感的には駆逐艦が非常に多かった状態です。
雪風は、陽炎型駆逐艦(一等駆逐艦)の8番艦であり、16回以上の作戦に参加し、成果を上げています。そして、終戦まで撃沈されることがなかった駆逐艦です。
駆逐艦とは、大型艦を護衛しながらも、高速で起動性のある軍艦です。他にも巡洋艦というものもありますが、巡洋艦は駆逐艦よりも大きく、火力も強い軍艦です。駆逐艦は、護衛や対潜哨戒に使われる軍艦です。
戦争を描いた作品ではありますが、最後に全滅してしまう結末ではない、幸運な駆逐艦の雪風を描いているので、一味違う戦争映画に思います。