【今週公開の新作映画】「BLUE FIGHT 蒼き若者たちのブレイキングダウン(2025)」公開情報と私感

作品紹介

【監督】
【出演】木下暖日/吉澤要人/篠田麻里子//久遠 親//田中美久//寺島 進/

【あらすじ】主人公 イクトは、濡れ衣を着せられ、少年院送りとなる。そこで出会ったリョーマとともに格闘技イベントのブレイキングダウンに出場することになる。

公式サイト

本作では、正攻法からの三池ワールドなところがあるのかと

三池崇史監督は、今村昌平の私塾で映画を学ぶが、大師匠の大庭秀雄が最初の授業で書いた「脚本とは芸術である」を聞き挫折し、アルバイトに明け暮れるが、先輩から頼まれて助監督を務めるようになり、今村昌平、恩地日出夫、野田幸男、西村潔、井上梅次、舛田利雄、村川透らの現場に就いた後、1991年『突風!ミニパト隊』で監督デビューをしています。ジャンルが幅広く、短期間で多作であり、それでもなお、独特のスタイルがあったために、を始めとした海外の監督に評価され、ジャンルを問わず「仕事は来たもん順で受ける」「映像化可能であれば、まず何でもやってみる」という作家性のある監督です。

木下暖日は、神奈川県出身で野球部の活動中にスカウトされています。2000人が応募したオーディションで選ばれ、2025年「BLUE FIGHT 蒼き若者たちのブレイキングダウン」で映画デビューをしています。

物語は、濡れ衣を着せられて少年院に送られた主人公が、そこで出会ったリョーマとともに、格闘技イベントに参加し、争いに巻き込まれていくストーリーです。

本作は、樹林伸が原作の作品であり、「週刊ヤングマガジン」に連載されている漫画です。樹林伸はこの他に別名義で「金田一少年の事件簿」「リモート」「サイコメトラーEIJI」「GetBackers-奪還屋-」「神の雫」「BLOODY MONDAY」など、数々の作品があります。

「1分間で最強を決める」という格闘技「ブレイキングダウン」が題材にあり、実際に存在する格闘技です。朝倉未来が発起人となり、2021年に発足しています。

1分1ラウンド制のアマチュア総合格闘技大会でもあり、現在も定期的に試合が行われています。

三池崇史監督作品でもあるので、様々な手法の演出が特長ですが、本作では、正攻法からの三池ワールドなところがあるのかと思われます。

若干、ドキュメンタリーとも取れる感じもしますが、「ブレイキングダウン」自体が実在する団体でもあるので、そう感じるのかもしれません。

予告編

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