【今週公開の新作映画】「八犬伝(2024)」

作品紹介

【監督】曽利文彦
【出演】/水上恒司/松岡広大/佳久創/藤岡真威人//栗山千明//尾上右近//大貫勇輔/立川談春/黒木華/

【あらすじ】主人公 滝沢馬琴は、友人の滝沢馬琴に構想中の物語語る。その物語は、8つの珠を持つ「八犬士」が集まり、里見家の呪いと戦う物語だった。

作品自体も28年間の長きに渡って発表されているので、この時間でも足りないのかとも

曽利文彦監督は、1977年『未知との遭遇』で感銘を受け、映画監督を志し、1999年「タイタニック」でCGアニメーターとして参加しています。2002年『ピンポン』で映画監督デビューをし、。第26回日本アカデミー賞にて優秀作品賞、優秀監督賞を受賞しています。その後も、CG演出を取り入れた作品を手掛けている監督です。

役所広司は、もともとは役所勤務の職員でしたが、仲代達矢の無名塾に入り、前職の役所勤めというところから芸名を命名してもらっています。

内野聖陽は、俳優として活動し、1996年NHK連続テレビ小説「ふたりっ子」で注目されます。1996年「午後の遺言状」「(ハル)」をはじめ、多くの映画作品に出演しています。TV、映画、舞台と非常に高い演技力のある俳優です。

物語は、江戸時代を舞台に、人気作家が新作の小説の構想を友人に話し、その物語の創作を突き詰めていくストーリーです。

本作は、江戸時代に書かれた小説「南総里見八犬伝」の制作秘話を綴った作品で、小説の内容と、作品の構想をかたる内容の2つの内容を描きながら、作品の創作の真髄を描いています。

「南総里見八犬伝」は大まかな内容はよく知られていると思いますが、内容を知らない人でも理解できるようにまとめられていると思います。そもそも、作品の制作を語っているので、実際に作品を読み進めるように内容を描いているのかと思います。

149分という時間なので、多少長い印象もありますが、作品自体も28年間の長きに渡って発表されているので、この時間でも足りないのかとも思えます。

予告編

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