作品紹介
【監督】内山拓也
【出演】磯村勇斗/岸井ゆきの/福山翔大/染谷将太/伊島空/長井短/東龍之介/松田航輝/尾上寛之/カトウシンスケ/ファビオ・ハラダ/大鷹明良/滝藤賢一/豊原功補/霧島れいか/
【あらすじ】主人公 風間彩人は、亡くなった父親の借金の返済と難病の母の介護のために昼も夜も働いている男性。弟の壮平は総合格闘技の選手となりながらも、介護と借金返済をしている日々を送る中、恋人との結婚を控えていましたが、とある事件が起こる。
サブスクで観る
内容的にはかなり重たい作品かと思いますが
内山拓也監督は、中野量太監督に師事し、23歳で初監督作「ヴァニタス」を制作しています。2020年「佐々木、イン、マイマイン」で長編初監督をし、PVや映画と活躍している監督です。
磯村勇斗は、高校の頃から役者を志し、2015年『仮面ライダーゴースト』でレギュラー出演を果たしています。その後、2017年「ひよっこ」では主人公の結婚相手となる役を演じています。2022年第45回日本アカデミー賞で、『ヤクザと家族 The Family』と『劇場版 きのう何食べた?』で新人俳優賞を受賞し、今後が期待できる俳優です。
岸井ゆきのは、TVドラマを皮切りに多数の映像作品に出演し、2018年連続テレビ小説『まんぷく』で初主演をしています。2011年「マイ・バック・ページ」で映画初出演をしており、2020年「愛がなんだ」で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞、2023年「ケイコ 目を澄ませて」では第46回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞しています。テレビや映画、舞台と幅広い活躍をしている女優です。
物語は、亡き父親と母親の介護で生活苦の兄弟が、ささやかな幸せを掴もうとするときに、とある事件で日常が奪われていくストーリーです。
内山拓也監督作品でもあり、本作は、日本、フランス、韓国、香港合作となっています。原案と脚本も内山拓也監督が手掛けており、気になるところです。
「佐々木、イン、マイマイン」でも複雑に見えるような作品ですが、しっかりとしたメッセージ性もあり、本作は更に強いメッセージが込められている印象です。
磯村勇斗は、こういう役柄が多い印象ですが、高い演技力があるので、本作でも、印象的な演技を残しているのかと思います。
内容的にはかなり重たい作品かと思いますが、ある程度心に余裕があるときに観たほうが良い作品かと思います。