作品紹介
【監督】入江悠
【出演】河合優実/佐藤二朗/稲垣吾郎/河井青葉/広岡由里子/早見あかり/
【あらすじ】主人公 香川杏は、母親に暴力を受けて育ったことで、荒んだ生活をしていた。ある日、人情感ある刑事 多々羅と出会い、その友人のジャーナリスト 桐野とともに、杏は更生していく。
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全体的に重たい雰囲気のある内容に見えますが
入江悠監督は、「SR サイタマノラッパー」「22年目の告白 私が殺人犯です」で近年評価を上げている監督です。
河合優実は、2019年に芸能界デビューをし、『インハンド』でテレビドラマに初出演しています。その後、2019年「よどみなく、やまない」で映画初出演をし、2020年「透明の国」で初主演をしています。『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』での演技で評価されており、2022年には8本と非常に多くの作品に出演しており今後の活躍が期待できる女優です。
佐藤二朗は、広告代理店で仕事をしながらも、劇団ユニット「ちからわざ」を旗揚げし、その後、劇団「自転車キンクリート」にも入団しています。1983年「アイコ十六歳」で映画デビューをし、テレビや映画などヒトクセある雰囲気のある俳優です。
稲垣吾郎は、元smapのメンバーであり、現在は「新しい地図」として活躍しています。映画やドラマに数多く出演しており、役者としての評価はされています。
物語は、親の暴力で荒んだ生活をしていた主人公が、刑事とジャーナリストに出会い、その生活から更生しようとしていくが、コロナ禍となり、それぞれがすれ違っていってしまうストーリーです。
河合優実の単独初主演作でありますが、物語自体の重いシナリオもあり、今までの河合優実の印象とはちょっと違う感じで出演しています。
本作は2020年6月に掲載された新聞記事の内容から着想を得て、制作されています。
全体的に重たい雰囲気のある内容に見えますが、徐々に更生していく姿と、突然起こったコロナ禍で徐々に孤立していく流れがどうなっていくのかが気になります。
社会派な作品となりますが、実話に近い作品でもあり、目を背けてはいけないような気もします。